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エストレヤ 2024#43 ハンドルバー交換

ハンドルバーを交換したいのだけど何が必要?
と問い合わせがあったけれど、なかなかにめんどくさい。

一般的には、ハンドルバーの他、スロットルとクラッチのケーブル、配線の延長ケーブル、フロントブレーキのホースとなる。
あ、ハンドルのグリップ位置が高くなる場合ね。
だけど、車両メーカー各社とも「線」については余裕をもって製造しているので、絶対必要かと問われると疑問がある。
しかも、変更前がノーマルの組み合わせになっているとは限らないので、「ノーマル比+なんmm 」のパーツがあてにならない。

だから、時間をかけることをお勧めする。
まずはハンドルを付け替えて、各「線」の不足具合を測った上で、なんmm伸ばすか確認するのがよいと思う。
ハンドルメーカーの図面によると、ノーマルより200mmアップのハンドルバーになるらしいけど、ケーブルメーカーは150と200mmのそれぞれ延長ケーブルを販売していて、どちらにするかはかなり迷った。 

けっきょく、足りないよりは余るほうがよかろうと200mmロングを揃えた。
通勤マシンで短時間で変更したい、とのことなので、ケーブル類が余ることも覚悟の上で付け替えていった。

エストレヤのハンドルバーは、上側にスイッチのストッパー用穴をあけるので、加工はそれほどめんどくさいない。

けれども、スロットルケーブルとクラッチケーブルを外すのに、かなり時間がかかった。
それぞれ長さはそれなりに余裕があるのだけれど、接続箇所にスペース的な余裕がないので、作業スペースを確保する必要がある。

また、スイッチの配線は左右とも余裕があるので、延長しなくても良さげだった。
ノーマルの配線は、トップブリッジの後ろ側を通すようだけど、メーターとの隙間に通しても延長ケーブルはかなり余った。
他の配線やケーブルとの兼ね合いを考えると、トップブリッジの前側を通したほうがスッキリすると思うけどな。

けっきょく、グリップも新しいものを装着したら、なんだかんだで5時間もかかった。
あまりに暑くて、終盤は手がつる事態が起きた。
他人のバイクを改造するより、自分の体質を改造を考えないとならないか?

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