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スーパーカブ90 2023#22 微?改良

1月だったか、エンジンを組み上げて車体に載せた車両である。
その後、自分でホイールを組み直し、ハンドル回りを大幅に変更したらしい。

ハンドルを装着してメインキーユニット、ヘッドライト、左スイッチを配置したが、配線に自信がない、と言う。
自信がなくても自分でやればいいのに、やらないのに自信はついていかないだろうに、とは思う。
やってみれば、意外と簡単に感じるものですよ、とは言ったが、すでに、配線以外でやってはみたがおかしなところがある。

ステムナットが入らないけど組み方がおかしいのだろうか、と言う。
おかしいんでしょうね、それは。
社外品に変えた結果、ナットの止まり方が緩いことはあっても、まったく噛まないことはないはずだ。
他の車両用のものならありうるけれど、カブ用として販売しているものだという。
配線をみる前にステムの組み方を見ないとダメですね、せっかく自分でやったのに残念ですが。

ステアリングはどちらかといえば、配線よりめんどくさい。
ベアリングレースのサイズが上下で異なっているので、本来どうあるべきか、を頭にいれておかないとならないからだ。
なにはともあれ外してみると、いちばん下のレースがガタついている。
これは?
ステムシャフトへの打ち込みをあきらめたんだろうな。
か、あまりにキツいので、他の場所に取り付けるものと思いこんだのであろう。
ぼく自身も圧入にこだわらなくてもよいのではないか?と思わなくもない。
ステムシャフトを中心にしてベアリングレースが動いてしまうと、ベアリングボールの寿命が短くなるのだろうか?
もしくは、ハンドルにガタつきが出やすいのか?
実験的に内側をすこし削って入れたいところではあるけれど、時間もないし、おとなしくそのままハメて組み上げ、トップブリッジを戻して、フロントフォーク、ホイールと戻して、ようやく本題の配線にとりかかる。

すでにハンドルにはキーシリンダーとスピードメーター、スイッチボックスが取り付けられて、位置は変えないと言う。
であれば、配線を継ぐくらいで悩まないで済む。
メーターもスイッチも、配線用の資料を渡してくれたし。
しかも先週、カブの配線をやっていたので、メインハーネスの色分けは覚えていた。

ただ、やってみて気づいたが、HA02とC50はメインハーネスの長さが違うし、ホーンは別物を使っている。
HA02のコネクタはトップブリッジのそばまで長さがあるので、配線加工するのは、アース線の分岐と、ヘッドライトとの接続を考えるくらい。
配線図を見ると、スピードメーターはニュートラルランプ用に専用のアース線が出ているし、二週続けてカブの配線をやっていればこれといってむつかしくない。

懸念といえば、ウインカー球が後ろは電球で、前がLEDの構成なのでウインカーリレーが動作するか?ではあったけれど、テストするとちゃんと点滅した。
トータルの消費電力に応じて出力電力を変えるロジックが組み込まれているのだろうか?
今どきのウインカーリレーは、ケースのわりに中身は空いているので、もっと小さくしてもよいのではないかと思う。
小さくするメリットがなにか?と問われるとあまり思い浮かばないが。

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