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Aioon 2024#1 パンク修理

とにかくガソリンが高い。
政府が特別措置を講じて少しは安くなったものの、それでも1リッターあたり165円前後である。
クルマよりは燃費がよいとはいえ、二輪車もガソリン車に代わってモーター車を見かける機会が増えてきた。
特定小型原付車の法制施行もあいまって、電動バイクの修理増大を予感させる、2024年初仕事である。

仕様や諸元といった資料がない車両なので、パンクだ、と聞かされても、どういう修理になるかは見てみないと判らない。
あらかじめ聞いた話だと、スクーターよりは小径でエアバルブにはナットがついていない、と言う。
チューブレスなのか?と思い込むようにして実車を確認すると、チューブタイヤであった。
リアホイールにはバルブがついていないので、発泡ゴムを使ったパンクレスタイヤのようだけれど、対象のフロントホイールはチューブタイヤを使っていることがわかった。

自転車屋だとチューブの修理はタイヤからほじくり出した状態でやるようだけれど、タイヤになにかが刺さった痕跡が見つけられなかったので、チューブを取り出して修理にとりかかった。
空気を入れて水槽に沈めることを繰り返すと、チューブの継ぎ目から空気が漏れることがわかった。
これは製造上の問題ではないのか?
あまり上等なチューブではないのであろう。

と断じたからには、チューブ交換を勧めたい。
ところが、サイズがない。

あるにはある。
が、すべて中華製のもので、有名タイヤメーカーのものではない。
であるなら、新品交換しても、しなくても同様のことが起きるのではないか、と考えた。

けっきょく、チューブは替えずパッチして修理完了とした。
パンク予防・修理材を入れないと再発しますよ、とは伝えたが、いまのうちに注入しておくのが親切か?

いや、意外と高いんですよ、あれ。
交換用チューブと同じくらいの費用になるんです。

再発したら考えましょう。
だいたい、2.00×8.50のチューブにどれくらい注入すればいいかもわからないし。

特定小型原付車もそれなりにランニングコストが要る、と浸透するまでには時間がかかるだろうな。

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