見出し画像

ジャンゴ125アリュール 2023#53 スクリーン装着

そんな車両は聞いたことがない、と思ったら、プジョーのバイクらしい。
1年くらい前にスクリーンを購入したものの、取り付けをやってくれるショップがみつからなかったのだそうだ。
そんなもんなのかね?
と言いながら、そうなのかもしれないとも思う。
そういった話はよく聞くので。

プジョー純正のスクリーンなんだから、やってやればいいのに、と思うが、おそらく特約店契約の名のもとに、他社車両で稼いではいけないとの圧力が働いている。
いずれ白日の下にさらされる日がくるであろう。
と、ヒガシとイノッチの顔を見ていて考えたりする。

じっさい、いわゆる社外スクリーンの取り付けと比べてめんどくさい。
ミラーにスクリーンのステーを取り付けるわけではなく、ハンドルバーにあらかじめ固定されている受け側に装着する。
「受け側」といっているのは、じっさいのモノを見ていないので、ハッキリとどんなもの、と言えない。

ハンドルカバーを下から覗きこむと、意味深げなカバーが確認でき、これを外すとネジ穴が確認できる。
よぉーく目を凝らすと、ハンドルカバーに凹みがあり、ここを中心に20mmの穴を空けると、もうひとつの雌ネジが使用可能になる。
つまり、スクリーンを装着しないユーザーには隠してある。
穴を空けるのも人を選ぶし、直径20mmの大穴となればかなり大変な作業になるけれど、おフランスでは各家庭にドリルとかホールソーがあるのが一般的なのだろうか?

ていねいに作業するのであれば、いったんハンドルカバーを外して、上から見下ろして穴を開ける。
ただ、この目印の向こう側、要するにドリルが食い込んでいった先には、ネジの受け、があるだけだし、ハンドルカバーを外すには他にも外していかないとならない。
と、下調べはついていたので、車載状態のまま穴空けを始めた。
相手はプラスチックなので、あっという間に穴け完了。

では、ステーを取り付けていきます。
が、ネジの角度は手探りなのでなかなか判らず、予想よりも難航した。
一時は穴を開けているうちに、ネジ山をキズつけたかと疑いたくなった。
なにしろ、どういうものなのか知らず、ただネジ穴を見ただけで、そこに入れようとしているので角度が判らない。

こういう場合、ネジをスクリーンステーから外して単独で入れ、いったんその角度を確かめてみる。
同時にドリルでネジ山がキズついていないかも、感触で確かめる。
単独では、わりあいすんなり入る。
けど、スクリーンステーにネジを通しちゃうと角度が目視できない。
まったく、フランス人ときたら、と言いたくもなるが、じっさいに言っていたと思う。
装着マニュアルにはなにも書いてないし、手探りで作業すること約10分、ようやくネジが噛んで仮止めできた。

スクリーン本体をステーに固定するのも、ややめんどうで、4mmの六角レンチを使うのに、トルク指定がされている。
イケアの組み立て家具みたいな装着マニュアルのくせに。
たしかに、かなり締め込まないとスクリーンが固定できない。

終わってみると、開始から90分もかかっていた。

なお、ヘッドライトカバーを外さずに、円錐タイプのドリルヘッドで穴空けをやると、位置が正しい場合、装着不能になる。
それくらい、カバーと雌ネジが接近している。
円錐タイプのビットしか持っていない人は、めんどうでも、サイドの飾りとフロントのパネルを順に外して、ヘッドライトカバーを外してから作業したほうがよい。

といって、日本国内では、この作業はなかなか発生しないだろうけど。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?