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4stビーノ 2024#23 始動困難回復

うっかり型式を確認するのを忘れた。
シート下のボックスを外して、エアクリーナーダクトの先を見ると、キャブレタにも見えるしスロットルボディにも思える。
電子式燃料ポンプは見えなくて、負圧式のポンプのようなコックのようなものはあるので、キャブレタなんだろうかと疑いつつ、あとで書類を見ておこうと思っていたのに、忘れた。

どっちにしても、冷却系に弱点があるのが有名な車両である。
だから、つい最近オイル交換した際に、水が混じっていると言われませんでしたか?と尋ねてみたが、答はNoであった。
なのに、路上で動かなくなったと言う。
うーむ電装関係かな、と考えながらも、オイルに水が混じるのも突如として起きるだろうから、見てみないとわからない。
そこで、手始めにエアクリーナーカバーを開けてみた。
オイルに水が混じってくると、ここに白濁したオイルが目撃できることが多い。
が、ほとんど観察できない、エレメントはかなり汚ないが。
次いでバッテリー電圧を測ってみたところ、10vくらいしかない。
これは予想どおりではあるけれど、走っていたのに電圧が下がったのか、走らなくなったのでそうなったのかは判別できない。

それでも、ブースターをつなげば始動はできるだろうと試してみたが、スタートボタンが反応しない。
ん、サイドスタンドなんかないよな、と確認しつつ、ブレーキランプを見ると点いていない。
どっちだ、ソケットかスイッチか?
キースイッチが接触不良を起こしている可能性も捨てきれないので、前側から攻めることにした。

まずはキースイッチ。
テスターをあてると問題なし。
では次いでブレーキスイッチ、これも問題なし。
となると、テールランプを開けないとならないか。
ブレーキランプが点かないと、セルモーターが回らない配線を思いついた人に少し恨めしい気もするが、じつはVinoもそうなっているのか確認しないできたことを後悔していた。

テールランプを開けて電球を見ると切れてはいない。
では、ソケットか。
少し減ってはいるが念のためハンダを盛って戻した。
これでセルモーターは回るでしょう、とブースターをつなぎ直して再チャレンジするも、回らない。
ふむ、スタートスイッチか。

ハンドル右側に向かっている配線を確認して、コネクターを外しテスターをあてると、反応なし。
困ったな、これはたいてい交換ですよ。
しかも、ハンドルステムにガッチリ固定されている配線なので、取り出すには破壊するしかなさそうだ。
というか、交換パーツは用意してない。

さてどうしよう、と考える間もなく、接点を磨くことにした。
外しにかかると、スイッチユニットの上側はまるごと取れるのね、とちょっと驚く。
落っことしてミラーを割らなくてよかった。
で、スイッチの接点を磨いて戻し、ようやくエンジン始動。
とはいえこれも、根本原因かはわからない。

バッテリーが弱っていたのは事実なので、エンジンが動いてある間の電圧を測ってみよう。

12Vそこそこの数値が出るが、よいのかこれで?

そして、ようやく冒頭のシートボックス下を確認することになる。
ジェネレータを点検しておかないと、となったわけだ。

結果としては、ジェネレータ不良であることは判ったけれど、とうぜん部品の用意はない。
とりあえず、バッテリーを替えてキック始動も併用しながら乗ることは決めたが、乗り換えも考えるって。

なんか残念だな。

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