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FazerS2 2024#27 フロントフォークオイルシール交換

うちのFZ6うっすら左のフォークオイルが漏れているようだった。
購入時に、オイルシールを交換したばかり、と説明されていたけれど、ステムに近いところはサビが多かったので、嘘っぽいとは思っていた。
15年ほど前の車両なので、細かいところは気にしないようにはしているが、フォークオイルの漏れは放っておけない。

サスペンションが前後とも固い印象があって手を入れたいとは思っていた。
それほど激しい運転をすることはないけれど、これまでに乗ってきた車両に比べると、感触が固すぎて扱いづらい。
けど、なかなかに大変な作業なので、時間ができたら、と考えて半年たった。
それまでに慣れなかったともいえる。

リア側は、もう雪は降らないだろう、といった頃に手を入れた。
当初、ローダウンやスプリング交換も考えたが、どちらも高額なので最弱に設定してみることにした。
それでも、軽くはアジャスターが回らず、終わったときには、続いてフロントも、とは考えられなかった。
たしか、その時点で部品は用意してあったと思うが。

ちかぢか、そこそこ長距離を乗る予定があるので、それまでには時間を作ろうと思っていたが、ようやく終日空けられる日ができた。
インナーチューブを抜くのに手間取ると、どのくらい時間が必要か読めないので、まったく予定がない日が必要と考えていた。

ん、ところでフォークオイルは足りるのか?
柔らか目にするにしてもどれくらい要るのか調べていなかった。
G15オイルが標準だったら、同じ分量のG10にするかと考えながらマニュアルを調べると、なんとどちらでもない。
サスペンションオイル01というグレードがあるそうで、調べてみると粘度はG10の半分以下だそうな。
うちにあるG10で柔らか目にセッティングするには無理がある。
そんなわけで急きょ買い出しに行き、作業を始めたのは昼前になった。

手順どおり、ホイールを外して、キャリパーをぶら下げ、フォーク本体に手をかけるまではたいして時間はかからない。
そして、フォークオイルを抜いてみると、白濁している。
水が入ったのか、前回洗ったときに水切りが不十分だったのかわからない。
ただ、オイルシールのストッパーリングにサビはないので、最近シール交換をしたのは嘘ではないのであろう。
思っていたよりもインナーチューブは軽く抜けた。

フォークオイル量は規定値で467cc
なんどもいうけれど、オイル量ではかるよりも油面高さで調整するのが正しいと思う。
ただ、規定量に近い量を入れた上で油面を測らないと、エア抜きができているのか怪しくなる。
そういう訳で470ccを入れた後、油面高130mmくらいに調整してフタをした。

一般的なフロントフォークの部品構成なので、むつかしい作業ではないと思う。

ただ、重い。
できれば、何度もやりたくない。

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