見出し画像

XL250R  2024#31 ヘッドライト再生

暑くなった。
暑い時分の路上作業はできるだけ短時間で済ませたい。
思いはあれど、そうはいかないことも多々ある。

昨年の春先、約3年の眠りから寝覚めさせた車両である。
なかなかキック始動に慣れず、時々カブらせることが起きてしまうらしい。
そうこうしているうちに、バッテリーがほぼ死んでいるが、キャブレタにクリーナーを注入して、始動はできた。

不思議だねぇ、いくら蹴ってもダメだったんだよ。
蹴り始めるペダルの位置と、スロットルを開けないよう注意してみてください。

あとは慣れるしかないです、と言うのは冷たいようだけど、そうやってバイクに馴染んでいくものだと思う。

いっぽう、ヘッドライトが点かない。
実は初めから気づいてはいて、こちらの工房へ持ってきてほしいと伝えてはいた。
原因もわかっていて、電球のソケットからアース線が外れているので、電源が使える作業場所でハンダづけすることを考えていた。
が、なにしろエンジン始動が心もとない状況なので、1年余り放置した結果、屋外でハンダづけする道具類を揃えてしまった。

ところが、よくよく調べるとどうもおかしい。
ソケットに残っている線はアースとして導通していない。
つまり、接続しなおせばよいだろう、の作戦は失敗に終わった。
では、ソケットの見えている箇所に新たにアース線をハンダづけしてやればよかろう、と、何度か試すがどうしてものらない。

うむむ、このソケットはステンレス製か?
困ったな、屋外作業用ハンダごてではパワーが足りない。
ソケットごと交換するのがベストだけど、古いバイクだから入手困難だろうし、さらに時間がかかってしまう。

てなことを相談しつつ、結局ソケットのスプリングにアース線を噛ませるかっこうにして修理完了とした。
先端はハンダメッキしてあるので、簡単には切れないであろう。

あとはキックのコツか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?