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バーディー80 2023#29 タイヤ交換

ビジネスバイク、というカテゴリーがある。
HONDAのカブが代表格で、むしろ、カブに似た商用バイクを各社が作ったといってよいかと思う。
たぶん、オーナーは違うと言うだろうけど。

勢力図的にいうとカブが9割くらいのシェアになるのだろうか。
YAMAHAのメイトも、SUZUKI のバーディーも街角で見かけることが少ないのは、実はカブだと誤認しているのかもしれない。

間近でバーディーを見るのは浜松の資料館以外は初めてではないかと思うけれど、改めて調べるとバーディーの郵政仕様車はあるので、それなりの生産台数はあるのであろう。
個人的には、テールランプ周辺のデザインが凝っていて、ビジネスバイクとは一線を画すようにも思うが、他方で、ビジネスに振り切っていない半端さであるようにも思う。

三車ともスポークホイールでチューブタイヤなのは同じで、交換の手順も同じではないかと思う。
要するにリヤホイールはスプロケットを外さずにホイールを着脱する、ということ。

過去に何台かカブのリヤタイヤを交換したことがあったが、どの車両もチェーンケースが外されていたので、あまり意識していなかった。
このバーディー80は、ほぼノーマル状態のようで省略されたパーツはないので、スプロケットを外さずにホイールを外すことに初めて挑戦した。
ビジネスバイクばかり触っている人は、手早くリヤホイールを外せるのだろうが、スペースのないところでブレーキプレートを外すのが難しく、なかなかに苦労した。

けっきょくブレーキアームまで取り外した後、やや強引にスイングアームの隙間から抜き取るようなことになったが、果たして正しいのだろうか。
ホイールを傾けてスペースを確保し、マフラーとの干渉を避けて、フェンダーにぶつかるまで後ろに移動して、との動作はまるで知恵の輪であった。
その間、なんどかチェーンケースも外すことを考えたが、ネジの位置から想像するに、先にホイールを外すのが手順のようである。

ホイールが単体になって、木枠の上に置いてしまえばタイヤ交換は楽なものである。
タイヤを外すときにはタイヤレバーを使ったが、新品タイヤをはめるときには手と膝と入れた。

ホイール裏のサビを落とすついでに、外側をずいぶん時間をかけて磨いたが、オーナーは気づかなかったのか、とくに感想はなかった。
残念。

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