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スカイウェイブ250 2023#62 ミラーシャフト取り外し

外れない、なんとかして。

うーむ、基本的に外れないネジはないと、ぼくは思う。
例外は、斜めに無理やりネジこんでいる場合、そして、素材どうしがサビで同化しているときくらい。
前者の場合も外すことはできることが多いが、外した後にそのまま再利用することができない。

たいてい、ミラーステーはアルミ製で、ミラーはステンレスを含めた鉄系なので、サビで同化することは起きない。
今回もノーマルのミラーステーに社外のステンレス製ミラーを刺していたようで、おそらく同化は起きていない。

では、なぜ外せないのか?
ひとつの理由は外すための工具が足りない。
か、やはり斜めにネジこんでネジ山を潰してしまっているか。
ロックナットは回ったと言う。
では、力がかけられない、ってことなのであろう。

と、実車を見ると、斜めに刺さっているようではなさそうだ。
ロックナットが外れたネジ山には、ぐるっと赤サビが見えるが、もろくはなっていないように見える。

まあ、ひねってみましょうか。
と、力をかけても動かない、当たり前だな。
簡単にまわるなら、ぼくが呼ばれる訳はない。
さて、どんな作戦でいくか、少し考えた。
すでに、ミラーの鏡部分は欠損していて、「棒」だけになっている。
オフセットのあるメガネレンチを通しても、良さげな角度にならない。

やむをえない、アレだな。
アレ、は対象にガッチリ噛みこませて使うので、深いキズができるのが難点だけれど、サビで太さが増したネジなら、ほぼ確実に回せる。
もちろん、潤滑剤を吹き、吹いてはブラシして、クリーナーで洗い、また吹いて、を繰り返すこと数回。

外れた箇所を見ると、ネジ山は無事で、想像したほど赤サビは付着していない、白サビは多いが。
はて、ネジと一緒にサビは除去できたのか?
外したほうのネジを観察すると、わずかに曲がっているように見えた。

これは、転倒したかショックを受けたミラーをちょっと強引に刺したんでしょう。
しっかりネジが噛み合わないところにサビが入りこんだので回りづらくなったのかと思いますよ。

本当かどうかはわからない。
中古車は想像して、状態を探りながら乗る以外にない。

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