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FazerS2 2023#61 リアタイヤ交換

YAMAHA FZ6 Fazer S2 なんだこれ、スポーツツアラーか?
FZ系も正面からみると車種を判別しづらくなって久しい。
ん、FZとFZRの違いはなんだ?
キャブレタ時代からあった名前なのは確かだけど、そのころからわからなくなりつつあった。
FZRはレプリカに寄っていて、YZFになっていくんだけど、FZ6 はXJ6になっていくのだそうだ。
なんだよ、水冷のXJって?

ともあれ、リアタイヤ交換をする。

バランスは取らなくてもよいのか?との疑問がないわけではない。
あんなものはあまり効果が感じられない、とも思う。
効果が感じられない作業って山ほどあるのだけどな、と個人的には思うが、やらないものはやらない。

バランス取りはめんどうな作業ではあるけど、第一の課題はタイヤサイズだと思っていた。

180/55-17 しかもラジアル。
17インチもあれば、55扁平でもハメられるであろう、と思う半面、かつて40扁平に対峙して苦戦したことを思いだす。
通常手順で55扁平は外して、ハメられるのか?

手組みのタイヤ交換作業は、扁平率で難易度がはかられるように思う。
もちろん、直径にもよるけれど、70扁平が限界ではないか、と考えたことがある。
12インチ70扁平のタイヤは苦戦することが多いからだ。
それより、もっと扁平率が小さいと、片側を外している間に反対側がハマってしまうことが起きる。
通常のタイヤ交換では使わない道具を使えば、これは防止できるのではないかと予測した上で作業を開始した。

このFZ6はセンタースタンドが装備されているので、リアホイールを浮かせる苦労がないのはありがたい。
が、ホイールナットは二面幅が32mm、そんなレンチを持っていたっけ?
と、めったに使わないメガネレンチを引っ張り出した。
リム幅が180もあるなら、アクスルシャフトも立派なものになるわな。

ホイールを外して寝かすと、いよいよ圧倒される感がある。
片側のビードを落として、ホイールをひっくり返し、反対側にとりかかる。
ビードを落とすのは、ネット動画で騒ぐほどむつかしいものではないと、このごろは感じるようになった。
タイヤレバーで作業すると、ホイールにキズがついていくのを度外視すれば、ではあるが。

両面ともビードをいったんはずし、タイヤをめくっていくと、やはり裏側のビードがハマりそな気配がある。
けれども、めくれかかって、手で押さえなくてもよいくらいまでを注意しただけで、思っていたよりも簡単に外せた。

レバーでついたキズが深すぎるものがないかと、ベアリングの様子を点検して、バルブを替えて、取り付けにかかる。

タイヤはイノウエを選択した。
ダンロップや台湾製のラジアルタイヤは、固くて装着するのが大変そうな印象がある。
その点、イノウエはすんなりハマる。
ということはつまり、例の、こっちを外すとあっちがハマる現象が起きやすいことになるのか?

たしかに、片側をハメて反対側にとりかかると、最終段階で余裕がなくなる。
ビチビチ、とビードが切れる音を聞くことは久しくないが、反対面の、レバーを刺しているところの正反対のところでビードが落ち切っていない。
大きいクランプを使って、タイヤをツブせば簡単にハマりそうではある。

と、気持ちに余裕を持って作業していると、結果的には最悪の結果にならず、終わってみるとあっさり完了している。

しかし、重たいな、180/55-17


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