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【考具】

概要

アイデアを思いつくというのは本来難しく考えがちなもの。

しかし、ほんの少しの「気づき」や「習慣化」することで、アイデアは無限に広がり楽しいものとなる。

本書では日常のちょっとしたアドバイスから、さらに具現化するためのノウハウまでをわかりやすく綴った本。

私的な要約

アイデアの基本的な考え方

「わがまま」な発想から「思いやり」へ
 →最初は予算や実現度など度外視
 →そこから企画資料の伝わりやすさ、エンドユーザーへの使いやすさなどを考え、抽象度を上げて全体のデザインを完成させていく
新しいものは既存のアイデアの「組み合わせ」でしかない
 →ならば既存のアイデアをたくさん知ること
 →そのアイデアを「拡げて」から「絞る」こと
 →この仕組みを自分で作る
「拡げる」は大げさに。驚かれるくらいで
 →「は!?」って言われたらしめたもの
・「絞って」もアイデアをつまらなくするということではない
 →本当いいアイデアなら「絞っても残る」
企画とは「実施できる目処が立つ計画」
 →予算と準備と時間があれば可能な計画のこと

アイデアを集めるために

・その日のテーマを決めて意識する
 →例えば色で決める(今日は赤色を見る)
 →この過程で普段のSEE(無意識)からLOOK(能動的)に変わる
・実際のユーザーにインタビュー
 →「聞き上手」になって、顧客の話から「体感」せよ
ちょっとだけ「目を向ける」「耳を立てる」
 →これだけで全然アイデアへの意識が変わる
気になったらメモしよう!
 →キーワードで記録。その単語で後で思い出す
 →思い出せないなら、それまで
 →絵付きならもっとイメージしやすい(手書きでOK)
メモすることは頭の中の情報を「外に出すこと」
 →人は理解してるようで理解してないもの
・本からアイデアを得る
 →全部を一字一句読むのではなく、自分にとって必要な情報を「探す」ように読む

体感することの大切さ

・10歳のお子さんの商品を考えるとする
 →大体140㎝くらい?
 →手足の長さはこれくらい?
 →だとすると目線はこれくらい
 →というように「なりきって」考えてみる
理屈じゃない。現場で顧客として「体感しろ!」
生きた情報を得たいなら「現場!現場!現場!」
 →専門知識も大事だが、現場で体感することには及ばない
 →その人達が後に仲間になってくれる可能性
 →後の企画に「圧倒的な説得力」が生まれる

アイデアを展開する

・普段メモをさらに皆でブラッシュアップ
 →ポストイットで1アイデアとして書く
・パワポで簡単企画書
 →「タイトル(見出し)」と「3行アイデア(詳細)」など
マンダラアートも有効
 →1つのテーマ例えば「マグカップ」という制約で、色々アイデアを膨らまていく
 →さらに複数階層で拡げていくのもいい
(マグカップの要素の「取っ手」をさらにどんな取っ手?と深掘りしていく)
・目の前にアイデアが並んでれば、新しいアイデアは生まれやすい
 →文字、ポストイット、マンダラアート、手書きの絵
 →口頭だとそれは実現しにくい(頭で処理しきれない)
マインドマップという方法
 →アイデアを放射線状に書いていく
 →アイデア部屋(壁が全てホワイトボート)とかいいかも
 →そのままデータで保存できないかな
・連想ゲームという方法
 →思いつくことを順番に書いていく
 →自分の考えからどれだけ「逸脱するか」
 →考えてる世界は実は狭い
 →過去のアイデアの蔵出しの意味もある
・それでも行き詰まったら
 →オズボーンのチェックリストを採用
(応用、変更、拡大、縮小、代用、置換、結合、、、など)

ブレインストーミング

・基本なルール
 →批判しない
 →自由奔放に
 →質より量
 →他人のアイデアに便乗する
ついつい批判しがち。賞賛されるべきは「量」
 →そのためには最初にブレストへの理解を求める必要がある

企画書を作る

アイデアをキレイにデザインする
・「5W1H」でより企画を鮮明に
 →これも5W1Hでマンダラアートを活用できる
絵を描く。絵に書けないものは企画とは言わない
 →ビジュアライズの大切さ
 →イメージを素早く共有できる
 →可能であれば、より詳細に丁寧に
私の「絵」とあなたの「絵」を一致させる
 →企画書を作るのが最重要ではなく、共感させることが本来の目的

アウトプットすることの大切さ

インプット→アウトプットを繰り返し、習慣化せよ
思いついたら「誰かに話そう」

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