さんがつむいか。よる。


車に戻ってからどこに行くかだらだら決めていた
私たちが行ったイオンモール
駐車場が無料だった
いっぱい居座っちゃうね


私はスタバを探していた
いつもと違うところに行きたかった
でも近くになかった

話していくうちに
奈良に行ってみる?となった
そこから星みたい言ってたねって
星を見にいくことになった

勉強しないで星を見に行った

学生だからできること
春休みだからできること
今しかできないことで楽しんでいる

大阪生まれ大阪育ちの2人で
大阪の家から出発して
京都のイオンモールにご飯を食べに行き
星を見るために奈良へ向かう

奈良は案外近くて2時間もないくらいで着く
だんだんと田舎になっていく道並で
君は楽しそうだった
いつもと違う風景
私もいつもと違う場所に行くのはわくわくしてとても好きだ。

おんなじものを好きなのかな。
嬉しかった


わたしのわがままなのに
スタバによってくれる
どこにあるか探しときって
近づいたら言ってって


奈良に入った
奈良公園の近くを通るから
せっかくだからゆっくりドライブしながら
奈良公園の中を通った

信号待ちをしているように鹿がいた。
最初は2人とも気がつかなかった

当たり前の風景なのかな

自分たちの住んでいる街とは違う当たり前がここにも存在していた。


奈良公園の横のスタバに行った
ドライブスルーがなかったから
わざわざ車から降りて行った

文句なんて一切言わず
当たり前のように車を止める場所をさがして
寒いのに少し歩いてスタバへ向かった

スタバの定員さんがとても優しかった
気の良いひとだった

レジでIDカードを見せて
京都で働いていることを伝えると
少し会話が生まれる
その会話がわたしは好きだ
わたしがパートナーでなければ
この会話は生まれることはなかった
わたしがパートナーだったからわたしはあの定員さんと会話することができた
少しのことで幸せになれる

人ってすごい。

いつものキャラメルマキアートを頼んだ
今日はチーズタルトと一緒に


車に戻る間に人がいなくて
たくさん彼とジャレあいながら
車に戻った

あの時間がわたしはとても幸せだ
たわいない時間
一瞬の時間
だけど2人ではしゃぎながら
ニコニコ笑っている時間
とても大切な時間


駐車場が平日は無料と書いていたが
本当かわからない
わんちゃんにかけていた
駐車場を出るときどきどきしながら
駐車券を差し込む

0円

と出てきた瞬間
2人でやったー!と子供みたいに喜んだ

小さい嬉しさも
君とだったら倍以上に嬉しい


そこからまたドライブがスタート
山道だった
わたしは運転できないから
ずっと運転してもらっている
疲れているのに大変な山道も運転してくれる

暗いところをどきどきしながら走る
カーブがたくさんある山道
どこまでカーブ強いの!
どんな急なカーブやねん!
いろんなどきどきもありながら
山道を登った

対向車のハイビームに怒りながら笑

ついた

人が少なかった
外に出て
でも先に1人で見たくなかった
君と一緒に見て
一緒に感動したかった

綺麗だった
色々な星が見れた
わたしの地元じゃ見えない星までみれた

月も明るかった
でも星も見れる
良いときに来た


天体観測をしているおじさん2人が
望遠鏡のぞいてみる?
と声をかけてくれた

2人とも悪い人じゃないよね?
ってどきどきしながら
ついていった

とても良い人たちだった
見てたのは月だったけど
とても綺麗に鮮明に月が見れた

テレビで見ている映像が望遠鏡を覗くとあった
月はでこぼこしていたり
月の端っこが見えたり
初めてこんなに綺麗な月を見た

君は少し星を知っていて
わたしに教えてくれた

それもおじさんたちに詳しく教えてもらった
君が言ってたことがほとんどだったけど
それに加えて細かいことまで教えてくれた

2人で授業を聞いてるみたいだったね
でもガイドさんみたいですごかった


次は天の川をみにこよう。
私たちに約束ができた

おじさんたちがいなかったら知らなかったこと
月が明るくなかったら
天の川が見れるよと

楽しみで仕方がない
もっと綺麗な星空が見れるなんて


早くから来ていたから
人がたくさん来る前に帰る

幸せだった


ご飯を食べて
家まで送ってもらった

家の前についた

帰りたくなかった
一緒に入れる時間はたくさんあった
これからもたくさんある
なのに君から離れたくなかった

いつも夜中になってしまうから
今日こそははやく帰ると決めていた
でもやっぱりその時間になると
帰りたくなくなってしまう

君もおんなじだった
嬉しかった
でもお互いどうして良いかわからなかった

お互いがお互いのことを思いすぎて
はやく帰らなきゃ眠たいだろうに
自分が君と一緒にいたいから
相手もおんなじことを思っている

寂しいね

付き合うと帰りたくなくなってしまう
でも私たちは夫婦じゃない
帰る家が別々
カップルってそうゆうものなのかな


眠たいけど君のために起きていたい
でも寝てしまう自分が嫌い
なんで君と入れる時間なのに寝てしまうのか

ちょっとだけ君の手を握りながら寝てしまった
起きた時寝ちゃったって思ったけど
君の手を握って寝れていたことが嬉しかった
離したくなかった
でも家に帰らなくてはいけない

はやく大人になりたい
はやく一緒に暮らしたい
そしたらその手を離さなくて良いのにね

大好きになってしまっている
前までは好きだったのに
今では大好きだ。