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魔女の大晦日

巷で盛り上がるハロウィンは理解し難いけれど、古い言い伝えは興味あり。
魔女にとって今日は大晦日。

サーオインの祭りといい、10月31日は時の外にあり、世界の営みが一時止まり、この世とあの世の壁が薄くなる日と言われていたそう。あの世からこの世への往来がしやすくなるので、先祖の霊を慰める行事もあったとか。日本的に言えば…お盆みたいな??(違うかも…)

今から15年以上前…。とにかく魔女に関する本を読み漁っていた時期がある。薬草の知識にたけ、栽培し 周りの人々を助けていた人たちを「賢い女」と呼び、大切にされていた時代があった。その人達のことが知りたくて読み始めた本には物語も伝説もきっと事実も含まれていて魅力的だった。

特に好きだった本。

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(グリム童話に出てくる魔女についての本もあったのだけど…すぐに出てこなかった💦)

興味を持っている時というのは出逢いのプレゼントもあるもので、大学でドイツ文学を教えていらした先生とお会いでき、魔女のお話を伺っただけでなく、「グリム童話の森」で先生が監修された催しで 作品を展示する機会もいただいた。魔女や黒猫といった解りやすいものを制作した記憶が…。それ以来 魔女は私の中でとても親しい存在として心の中にある♪

本来の意味で…今日という日は、時間の断層の日であって、火を灯して霊を迎え慰め、また元の世界に返す日。満月もきれいに夜空に浮かんでいる。心静かに、そんなことを想う日でもいいのでは…✨

逢いたい人や共に暮らした動物たちと心通う時間がありますように。

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