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第1回THE NEW COOL NOTER 賞 ~ 受賞作振り返り【海外部門】

みこちゃんの寄稿です。第1回の楽しい思い出を振り返りたいと思います。
すでに第2回の応募数は前回を越えましたが、第1回のチャレンジが皆様のおかげで大成功に終わったので、それがこうして第2回に受け継がれているのだと思います。

noteの私設賞では、エントリ作品数も最大級の私設賞となりました。

第1回を支えてくれた応募者の皆様に感謝しながら、あのイベントを涙拭きつつ(/_;)
振り返ってみたいと思います。

こちらから第1回みこちゃんコンテストのすべての作品をすべてお読みいただくことができます。

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【海外在住者部門】のノミネート作品の結果を発表させていただきます。

審査委員はmagenta-hikariさんにお願いいたしました。

各審査委員には、事務局より厳正なる審査の結果、予め部門賞候補作品を選ばせてさせていただき、その中から最終決定をいただいております。

hikari審査委員による【海外在住者部門】受賞作と、ノミネート作品への批評は、以下のとおりとなりました。

海外在住者部門受賞作 ~ Kikko_yyさん

コンテストにエントリーした、数々の海外からの秀作の中、
私が一番心を動かされたのは、このKikkoさんのnoteだった。

このnoteを、時期と場所を変えて、私は拝読している。
1度目は、夏の盛り。自宅のある北米で。
私の暮らす地は、新型ウィルス感染者が多い。
そのため、行楽を楽しめる夏休みにもかかわらず、
自宅より外、隣州にすら出かけることを控えざるをえなかった。

もちろん、国外へ出入りすることも。
現在もそうだが、空は空っぽのままだ。
以前は、近所の国際空港に飛行機が、数分毎に降り立っていたのに。
知らず知らず、閉塞感に包まれてしまっていたのだろう。
渡米以来初めて、心の底から沸き起こる、強い想いを母国へ抱いた。
Kikkoさんのnoteにもある、郷愁、サウダージとはこの想いだったと体感。
Kikkoさん、Kikkoさんのお義母様の想いに、
同じく在外に暮らす人間として、深く共感しながら拝読した。

2度目は、秋深まる今。一時帰国した母国で。
この状況あってこそ、逆に、私は里帰りをすることができた。
自宅からオンラインでしかつながっていなかった外の世界へ、一気に飛び立ち、
大海原を飛行する頃には、母国への強い想いが和らぎ。
高じた嬉しさを感じるばかりとなった。

そんな私を、ふわりとした、花の香が出迎えてくれた。
金木犀。何年ぶりだろう。
その小さなオレンジの花が、やさしく咲く時期に母国を訪れたのは。
これは母国のことを、もっと懐かしむべき瞬間だったのかもしれない。
しかし、驚いたことに。その時、私の心に生じた感情は、違っていた。
金木犀が香ることのない、北米。
そこにある遠き私の街へ、強い想いが湧いたのだ。そうだ、これも郷愁、サウダージ。
今もそれを感じながら、Kikkoさんのnoteを拝読している。

どこに暮らそうとも、何をしようとも。
いつも何かに、人は郷愁を感じるものなのかもしれない。
何とこの心の動きは、愛おしいものか。
日々を積み重ね、生きている全ての方に。このnoteをお薦めしたい。

海外在住者部門銀賞ノミネート ~ SATOKODさん
(みこちゃん奨励賞対象作品)

このnoteでSATOKOさんが訪れたエリア近くに、私も暮らしたことがある。
Cowboyの身なりがぴったりな、広大で自然豊かな土地。
青空と、緑豊かな土地での人々の生活ぶりを綴ったこのnote。
暖炉に薪をくべて。焼き栗が爆ぜる音を楽しみつつ、
読ませていただくのがぴったりだと思う。
どこの地にあっても、人々のあたたかな日々の営みがある。
秋晴れの空の下、どこまでも。

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第2回THE NEW COOL NOTER賞の応募期間は終了しました。
みなさま、たくさんの応募、ほんとうにありがとうございました。

引き続き、応募作品への講評と、授賞に向けた審査をお楽しみください。

よろしくお願いいたします。

参加者同士の交流の場所を設けてございます。
お気軽にご参加ください。

*なお講評は分担制にしているため、必ずしも応募順に講評結果が発表されるわけではございません。よろしくお願いいたします。


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