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みこちゃんコンテスト第1回講評集~10/15分

みこちゃんの寄稿です。第1回の楽しい思い出を振り返りたいと思います。
すでに第2回の応募数は2週間で前回を越えましたが、第1回のチャレンジが皆様のおかげで大成功に終わったので、それがこうして第2回に受け継がれているのだと思います。

noteの私設賞では、エントリ作品数も最大級の私設賞となりました。

第1回を支えてくれた応募者の皆様に感謝しながら、あのイベントを涙拭きつつ(/_;)
振り返ってみたいと思います。

こちらから第1回みこちゃんコンテストのすべての作品をすべてお読みいただくことができます。

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THE NEW COOL NOTER へ応募の皆様。
昨日14日時点で、152作がエントリーしております。
ここまで大きな賞に育つとは、始めた当初はみこちゃんも思いもよりませんでした。

ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございます。
本日は、計5作品、講評させていただきました。

ヒロさん講評分(3作品)

笑えます、和みます、なんか元気が出ます☆

好奇心 × しくじり = 微笑ましい記憶 なのです。

テレビドラマや読み物から 食べたい作りたい、作ってみたい との欲っし。
心ままのチャレンジ精神に待ち受けるパニックの罠。

"中身が溶岩みたいにドロドロと"
"くっついてしまって取り出せない"

"置き去りにされたベーキングパウダー"
"生クリーム ミキサーなし 検索"
"生クリームに容器いっぱいの塩"

ゴロゴロしたニンジンとくるみが入った 素材そのものを引き立てた蒸しパンのようなスイーツのレシピが隠れています。

"味はおいしいよね" と口にしたことある方、最近 頭に浮かんだことある方 多いのではないでしょうか☆


タイトルに 、りんごとサツマイモ 、そして炊飯器ケーキ

初見 、ミスマッチ狙いなのかな の印象。

ん?

手作りお菓子の消費量が けっして多くないタイプの大人男でも気づきます。

これはアップルパイ、スイートポテトの謙遜語だ。

温もり残した 、しっとり りんごケーキの やらかい場所は ぼくの心を今でもしめつけるのです。

お手軽ケーキを地で行くレシピは 2行にピシーと凝縮されていることが なんとも笑みを誘う。

作る過程から すでに脳に美味しさが伝わっていることがテキストから伝わるのです。

なんだか簡単に作れそうな気になってしまうのだ(笑)

お菓子が架け橋になった chisacoさん のnote は とにかく楽しくて美味しい。

TOP画像のインデックスは noteのデザートメニュー表になります。


少女は結婚しないと公言していたのだという。

多聞にもれず反抗期を経て 諧調は濃さを増し自立を後押しする。

大人への過程、恋愛ものがたりはバッドエンドを繰り返す。

グラデーションは薄まり その色味までもが変わったのだろうか。

自我と刷り込み 、連勝とすり減り 、向上と限界 、
「分かりやすい価値」への羨望と評価が綴られる。

"何も触れずに、何も無視せずに分かち合ってくれた"

競争を好まず 、媚びない 、彼の人生を生きられる人に運ばれる選択で、過去も現在も認める視野へ行き着く。

読み進むに連れて徐々に徐々に力強さが増し 後半の迫力と自信に満ちた言葉がとても心地好いです。

一行の表題から受け取るものが読後に変貌していること請け合いである。


みこちゃん講評分(2作品)

もうすでに消えている傷跡。
その傷跡に向かって語りかけているのが印象的でした。

もう消えている。
罪は償って禊は済んでいる。

なのに思い出に対して「悪かった」と思いそれを詩にする。

「届かないと知りつつも」
詩とはまさにそのようなものなのではないでしょうか。

消えたものにさえ愛おしさと罪を感じる。

ストオブ。
いい響き。

「かつて わたしは 幼い子どもであった」
そうですね。
かつてみこちゃんも子どもであった。
いくつか昔のことを思い出しました。

ありがとうございます。


待つということは、とても尊く美しい行為ですよね。
追いかけずに待つ。
その期待は、恋そのものじゃないでしょうか。

冒頭に「千鶴」という女性を連想させる名前を配置して、それを一気に途中でBLに単幹させる。
この手法は見事だと思いました。

好きだから姿を消す。
もう待つしかない。

ピュアな世界は同時に切ないですね…。

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第2回THE NEW COOL NOTER賞への、みなさまのエントリーをこころからお待ちしております。

■募集期間  ―― 令和2年12月1日~令和3年1月15日まで
■応募方法

#第2回THE_NEW_COOL_NOTER賞 」のハッシュタグをつけてください。
特定の部門へのエントリを希望する場合は、さらに「 #第2回THE_NEW_COOL_NOTER賞 ○○部門」を付けてくだされば、各審査委員が拝見します(必須ではありません)。
※希望する場合は複数の部門への応募が可能です。

また、お一人様何作品応募いただいても構いませんが、授賞対象は1作品までとさせていただきます。
なお、過去作品でも応募可能です。その場合も、同様にハッシュタグをつけていただけるだけでエントリとなります。

よろしくお願いいたします。

参加者同士の交流の場所を設けてございます。
お気軽にご参加ください。

*なお講評は分担制にしているため、必ずしも応募順に講評結果が発表されるわけではございません。よろしくお願いいたします。

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