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みこちゃんコンテスト第1回講評集~10/20分(その2)

みこちゃんの寄稿です。第1回の楽しい思い出を振り返りたいと思います。
すでに第2回の応募数は2週間で前回を越えましたが、第1回のチャレンジが皆様のおかげで大成功に終わったので、それがこうして第2回に受け継がれているのだと思います。

noteの私設賞では、エントリ作品数も最大級の私設賞となりました。

第1回を支えてくれた応募者の皆様に感謝しながら、あのイベントを涙拭きつつ(/_;)
振り返ってみたいと思います。

こちらから第1回みこちゃんコンテストのすべての作品をすべてお読みいただくことができます。

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THE NEW COOL NOTER 賞へ応募の皆様。
投稿期間も一週間を切りましたが、本日も応募をいただき、合計で177作品となっております。

事務作業の都合のため、講評は分担して行わせていただいております。みこちゃん、HIROさん、一奥含め全作品に目を通させていただいております。
どうか、残りの期間も、THE NEW COOL NOTER 賞をよろしくお願いいたします。

みこちゃん講評分(2作品)

いずみねえちゃんの思い出だけを巡って、ここまでの小説になるとはすごなあと思いました。

様々なエピソードを通じていずみねえちゃんの姿が思い浮かびます。

好きでなければ書けないなという思いとともに、ここまでだれかを好きになれる、それを小説にできる
ゆーさんが羨ましく、すごいなと思いながら読ませていただきました。

たまに自分でもピアノで弾きます。

いい曲ですね。

ゆーさんと何かが共有できた、そんな幸せ感です。


おちんちん……
最初に見たのはだれしも風呂場での父親のものですよね。

あれは何なのだー

そんな思いになりますね。
興味がありながら虞の対象。

それが他の誰かが自分と関係を持つ日が来る。
こう思った時に、お風呂には一緒に入らなくなる。
頭の中で、あれこれ考えてしまう。

おはなさんのように、言葉でそれを捉え直す。
言葉で捉え直すと、男性のあそこも、冷静に見られるのかもしれませんね。

性を言葉にすること。
大人になるということなのかなと思いました。


一奥講評分

言の葉と、写真と、そしてやわらかいイラストが溶け合った詩。
思わず、色をリズムに見立てて、それに合わせて口ずさみたくなります。

あしたパスタさんの、透明でリズミカルな感性が、今まで気づかなかったものの見え方を、かろやかに映し出してくれる。
雨の後の水たまりをのぞいたり、ジャンプして飛び越えたり、水滴をじっと見つめるような繊細さがそこにはあります。

横断歩道の、白い部分をぴょんぴょんと飛び越えて、学校へ向かうような、無邪気さを思い出します。

あしたパスタ様からは、複数の応募をいただいております。取り上げさせていただくのは一部ですが、全てに目を通させていただきました。

ぽたり、と心の水面に。はっとして、そしてちょっぴり楽しく嬉しくなる読後感が、どれも素敵な詩作ばかりです。


己の居場所、あるべき場所のために人は命を懸ける。
あるいはそれを築き、あるいは守り、そして取り戻すために。

失われた友の腕(かいな)を取り戻す旅路で、主人公は幾多の困難を越えてきたことでしょう。そしてそれを「利益」であるとうそぶく照れ隠し。でも、そんな照れ隠しの中に、揺るぐことのない強い信頼と絆がたたえられている。

ある種の世を忍ぶコミュニティに属していると推測される、舞台設定からは、登場人物の二人が、なおのことかけがえのない友以上の存在であることがうかがえます。

取り戻したものは居場所だけではない。
かつてともに過ごした時間を、そして失われたものをまた共に築き上げていく時間を、二人は得たのだと感じます。

無骨さと、真っ直ぐな優しさが心に染み込みました。


漫画や小説が、ハッピーエンドやバッドエンドで一区切りを迎えることと違って、人生はその後も続いていきます。
ある歴史上の出来事や価値観が、その時代によってまるで評価が変わるのと同じように、「ハッピー」であるように思われたことも、その後の展開で全然意味合いが変わってしまう。

私達の親の世代と、そして私達の世代とで、生き方の手段が多様化して、幸せの定義も様変わりしてしまった感がありますね。

ただ一つ言えるように思うのは、相手を変えることはできないけれど、自分自身を変えることはできる……ということかもしれません。

「若くして結婚」へ憧れていた少女時代。
その幻想的側面に気づいてしまった成人時代。
そして穏やかさを得た現在。

幼少期に読んだ「チーズはどこに消えた?」という不思議な本のことを思い出しました。

変わりながら、その流れの中で、自分にとって何が必要なのかを見極めながら人は生きていくものなのかもしれません。
売れ残ったのではなく、まるで紙飛行機のごとく、届くべき場所へ届いた。
そこで見つけ、あるいは見つけられたならば、そこに真がある。

そんなことを感じました。

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第2回THE NEW COOL NOTER賞への、みなさまのエントリーをこころからお待ちしております。

■募集期間  ―― 令和2年12月1日~令和3年1月15日まで
■応募方法

#第2回THE_NEW_COOL_NOTER賞」のハッシュタグをつけてください。
特定の部門へのエントリを希望する場合は、さらに「#第2回THE_NEW_COOL_NOTER賞○○部門」を付けてくだされば、各審査委員が拝見します(必須ではありません)。
※希望する場合は複数の部門への応募が可能です。

また、お一人様何作品応募いただいても構いませんが、授賞対象は1作品までとさせていただきます。
なお、過去作品でも応募可能です。その場合も、同様にハッシュタグをつけていただけるだけでエントリとなります。

よろしくお願いいたします。

参加者同士の交流の場所を設けてございます。
お気軽にご参加ください。

*なお講評は分担制にしているため、必ずしも応募順に講評結果が発表されるわけではございません。よろしくお願いいたします。

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