見出し画像

第2回THE NEW COOL NOTER賞~1/24講評その2(金木犀さん分)

第2回THE NEW COOL NOTER賞へご参加いただいている皆様。
本日までに応募された作品のうち、審査委員の金木犀さんに講評をいただいた作品について、掲載させていただきます。

金木犀さん講評文(3作品)

「ひきさん」とは、宇宙で一番ハッピーな9歳の女の子です。

 宇宙を平和でハッピーな場所にしていくための活動を頑張っています。

 どんな活動を頑張っているかというと、活動のための資金を集めること、宇宙を平和にする小説を書くこと、同じ志を持つサークルの仲間との活動、noteの中でのふれあい活動などです。

 中でも一番頑張っているのは、noteの中でのふれあい活動だそうです。

 なぜ、一番かというと、これが、宇宙を平和でハッピーにする重要なことだからと言われます。

 よく考えると、「なるほど」と合点がいきます。

 なぜかというと、世の中の争いというのは、相手が明らかに悪人でない限り、個人の関係から、国どうしの関係まで、相手への無理解から起こると考えるためです。

 島国である、日本で長年暮らしてきた日本人は、同質性が強いと言われます。

 ですから、「以心伝心」とか「言わなくても分かる」というような国民性があるように思います。

 これは、世界の人から見たら「異質」で理解しがたいかもしれません。

 反対に、日本人が外国に行って、びっくりすることも沢山あることでしょう。

 私は、仕事で短期間中国に行ったことがあります。その時は、毎晩が歓迎の宴で、仕事よりもそちらの方で疲れてしまった記憶があります。しかし、中国の人にとっては、客人をもてなすのは、当然という価値観があるのだと思います。

 異なる人種、宗教、価値観の違いを乗り越えて互いに理解し合うというのは、至難かもしれません。

 しかし、それだからこそ、互いにふれあい、相手を理解しようと努める態度が必要なのだと思います。

 宇宙を平和にハッピーにする。

 私も密かに思っている夢であります。

 同じ志を持ち、頑張るひきさんを私も応援したいと思います。


緑川凛さんは、スピリチュアルカウンセラーで、人のオーラが見えるそうです。緑川さんによると、オーラは7層に分かれており、それぞれ意味があります。

 noteの記事からも、その人のオーラを読み取ることができます。そこで、対象の方の書いた記事を元に「オーラ診断」ということをされています。

 オーラを診断することによって、その人の性格や特質が分かり、自己理解や今後の生活に、生かしてもらいたいという願いがあるのだと思います。

 こちらの記事では、「おいもすき」さんという、サツマイモがお好きで、食べ歩きや調査などをされている女性のオーラ診断をされています。

 1層目から7層目までのそれぞれのオーラの特徴を説明されています。そのほかにも、その人の本質は「レッド」、他の人からみたおいもすきさんは、ライトグリーン、本人も気づいていない魅力は、レモンイエローだそうです。それぞれの色に意味があります。

 相手の方の記事を何本も読み、その方のオーラをとらえて解説していくというのは、なかなか骨の折れる作業のように思います。

 しかし、緑川さんの解説と説明というのは、読んでいると愛に溢れていて、こちらまで心地よくさせてくれます。

 その人のオーラとか、色が見えるというのは、「共感覚」ともいわれています。以前、私が紹介した、LUNA.N.さんも書かれていました。

 オーラというのは、残念ながら、私は見えないのですが、訓練することで見えるようになるとも言われています。

 スピリチュアルとか、オーラとかいうと、関心が分かれるところかもしれません。

 しかしながら、緑川さんの愛情いっぱいの解説を読んでいますと、自分も見てほしいと思う方が多いのではないかと思います。

 素敵な記事をありがとうございました。


 作者の松田宏起さんは、サッカークラブである「FC.MIFUNE」を創設された方です。大学卒業後、6年間サッカーを離れていましたが、サッカーへの思いが再燃し、新たにサッカーチームを立ち上げられました。

 今年、2021年にリーグ参戦を目指して準備を進められています。

 このチームの大きな特徴として、①スポンサーは持たない、②チームから選手へのお金は支給されない、というのがあります。

 スポンサーを持つと、その意向に従わざるを得ず、理想とするサッカーがやりにくくなります。そこで、個人からの支援は受けますが、あえてスポンサーは持たないという選択をされています。

 また、チームから選手へのお金は支給されないということですが、それで選手が集まるかという疑問が湧きます。

 そこで、松田さんは、お金の価値から、意義、意味への価値への転換を主張されます。

 昔の大名は、自国の米の生産量の多い方が偉いとされました。現在では、そんなことは無くなっていますが、それと同じで、将来はお金の価値が今より少なくなっているのではないかと言われます。

 お金の価値に変わるものとして、「意義、意味」をあげられています。

 松田さんにとって、大切なことは、理想とするサッカーを追求していくことだと思います。

 人によって価値観は様々です。現在のお金中心の価値観から、それぞれの理想を追求していく価値観への変換の時期ではないか。そういったことを考えておられると解釈されます。

 私は、この壮大なビジョンをみて、そこまで考えておられるのかと驚きました。

 この方であれば、賛同するお仲間と共に、理想とするサッカーチームを作り上げることが出来ると思います。

 コロナ禍で、スポーツを取り巻く現状も、厳しいものがあります。

 しかしながら、素晴らしいビジョンをお持ちの松田さんが目標達成できるように、応援したいと思います。

=============================

第2回THE NEW COOL NOTER賞の応募期間は終了しました。
みなさま、たくさんの応募、ほんとうにありがとうございました。

引き続き、応募作品への講評と、授賞に向けた審査をお楽しみください。

よろしくお願いいたします。

*なお講評は分担制にしているため、必ずしも応募順に講評結果が発表されるわけではございません。よろしくお願いいたします。


画像2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?