御用聞きビジネスのやり方及びその事業の可能性
今まで事業をやってこなかった方で何か開業してみたいという人やNPO法人の収益の一部として最適です。
御用聞きビジネスとは?
「御用聞き」というビジネスというのをご存じですか?自宅内のちょっとした作業をやってもらうというもので、現在高齢者からのニーズが非常に増えています。内容としては5分程度で終わるような電球の交換とか、留守番電話の再生とかを5分100円で請け負うものです。100円での家事代行などと言ってサービスしているところもあります。
100円もらってもジュースも買えないしやる気が出ない、なんて思うかもしれませんが、やりようによってはビジネスを広げることもできるでしょうし、こういった経験がほかのビジネスの立ち上げにも使える経験値となります。
このビジネスの強いところはチラシをちょっと撒いただけでも確実に反応が取れるところです。1回何かをお願いして出張費込みで600円とかなので頼むほうの心理的ハードルが低いのが特徴です。さらにこのビジネスの長所として1回頼んだ人は容易にリピーターになる傾向があることです。一般的にちょっとした困りごとなんてよくあることですし。
そしてこのビジネスはそれほど知識を必要としないというところが、今まで起業したことのない人にとっても取り組みやすいビジネスではないかとと思います。
まずは初めての開業で「御用聞き」をやることの意義についてお知らせします。
安い開業費
通常何かを起業しようとするとそれなりに金がかかってくるものです。物を売るには仕入れが必要になりますし、サービスを提供してお金を得るにはそのサービスを提供するためのスペースを要します。それに対し「御用聞き」はほとんど準備するものはありません。
必要なものといえば営業用のチラシくらいです。そのチラシをパソコンでも手書きでも作って、コピーしてポスティングするだけで十分な営業活動をしたといえます。
本腰を入れて御用聞きビジネスをやるのにためらわれるなら2000円くらいコピー代を使ってテストケースでやるということもできます。
多くの経験を有しない
普通の若者にとって大したことのない作業であっても高齢者にとっては危険を伴うものであったり、また操作方法がわからないものだったりします。そういったものを解決するのがこのサービスの概要です。
YOUTUBE動画で紹介されていた仕事内容によると電球の交換、留守番電話の再生、買い物とかです。こういうものだったら全く開業した経験がなくてもできるのではないでしょうか?
副業としてのスタートに最適
私もそうだったのですが、何か事業を起こしたいと思っても、最初からその事業に常時対応できないことがあります。それは現在自身が何かしらの定職についていたりするとそういう状況になりますね。何かをやってみたいけれど、仕事を辞めてまで取り組む覚悟とか状況になっていないときです。
そういう面で御用聞きビジネスはその問題を解決します。御用聞きでは利用者にとってもそこまで緊急性を要していません。緊急性を要していたらもっと違うことをするでしょう。
なんとなく解決したいけれど、ちょっと手間なことを対応するというのが御用聞きなので、いつでも電話を受けることができるという状況を作る必要はありません。留守電で対応して、時間的余裕があるときに連絡をし、作業をする日時を指定すればいいのです。
こういうやり方であれば現在の仕事をしながら休みの日とか仕事が終わった時限定で、副業という形で始めることができます。
実際の価格体系
作業量は100円ですが出張費として500円程度いただくの一般的です。そのため1回作業をすると600円の売上が立ちます。5分程度の作業ですから1時間で3件程度こなすのも難しいことではないでしょう。
また最初から30分以上かかるサービスについては別途料金設定をしているところが多いようです。引越しの作業を5分100円でやってしまうと提供した労働力に対しての報酬がわりにあいません。
また買い物代行なども商品を購入し届けるというのは想定する以上に時間がかかるので1回2000円などと設定しているようです。
事業の展開
御用聞きビジネスは1回100円もらっていく先に何があるのかと思うかもしれません。対して稼げもしないしと。ビジネスの経験値を積むためだけにこれをお勧めしているわけではありません。やりようによってはこのビジネスを広げることができるのです。
拡大路線
NPO設立
移動スーパーへシフト
市議会議員になる
1.拡大路線では一人で行うには限界があるので、人を採用することになります。ただ通常のアルバイト要因として採用すると事業の黒字化は難しいでしょう。そういう時は有償ボランティアスタッフを集めることで事業の運営が安定します。
ボランティア精神あふれる方は老若男女問わず数多くいらっしゃいます。その方たちのやりがいにもなりますし、また困っている方を低価格でサポートできます。やり方としては収益の一部を事業運営費として徴収し、残りをボランティアスタッフの取分とする感じになると思います。
2.NPO設立 事業の内容としては営利をそれほど目的としているようには見られないのでNPOにもっていくというのはスムースにいくと思います。この後の展開というのは各NPO法人の考え方によると思います。ただNPO法人はいろいろと優遇されていることも多く、そこからまた更に違う展開が見えてくるかもしれません。
3.移動スーパーへシフト 買物難民に対するアプローチを増やし、移動スーパーの開業につなげる。
イオンなどの大型店が出てきてから街の商店街などがどんどんつぶれていき、買物難民の数が増えてきました。今では買物に車に乗っていくという形が一般的になり、自動車などの移動手段を持っていない人たちにとっては買物が難しくなっています。
そういった背景から現在、移動スーパーという形態のサービスをしているところ多くあります。「とくし丸」や豆腐の移動販売などが有名ですね。ほかにも提供している会社もありますし、また個人事業主でいているところもあるようです。そしてこの移動スーパーは食材という毎日欠かせないものを提供しているため、定期的な売上が見込めます。
4.市議会議員になる 御用聞きビジネスは基本的にちょっとした困ったことを解決してあげるサービスです。そのため問題を解決してあげるたびに利用者から信頼を得ることになります。
月に1回しか利用しない方もいるでしょうし、週に1回利用する人もいるでしょう。こういう利用者を増やしていけば強固な関係を築いた利用者の数が増えてきます。信頼してくる人が数百人あるいは1000人になると、この数は力になります。
ちょっとした例を挙げると中間市の市議会議員の最低の獲得票数で議員になった方は300票くらいでした。そういう点を考えると小さい行政単位の議員となるにはこの御用聞きの利用者があれば可能性があると思います。
まとめ
御用聞きビジネスとは?
「御用聞き」をやることの意義
安い開業費
多くの経験を有しない
副業としてのスタートに最適
実際の価格体系
事業の展開
拡大路線
NPO設立
移動スーパーへシフト
市議会議員になる
やりようによっては面白い展開が見込める御用聞きビジネス。始めるのにも手間がかからないのがいいですね。
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