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ースタイロフォームの特徴・加工法ー

今回はスタイロフォームという素材について説明していきます。


1 スタイロフォームとは

スタイロフォームという言葉を聞いたことはありますか?
スタイロフォームは、ポリスチレンを原料とする発泡スチロールの一種です。
実は、住宅の断熱材として使われている凄く身近な素材なんです。

補足
ポリスチレンを使った発泡スチロールはスタイロフォーム以外にも、
ビーズ法発泡ポリスチレン(発泡スチロール)
発泡ポリスチレンシート(食品トレイ)
ポリウレタンフォーム(椅子の座面のクション) などがあります。

2 特徴

スタイロフォームには以下の特徴があります。

①軽量

木材や石膏に比べて軽い素材です。

②加工がしやすい

スタイロフォームは作る形にもよりますが、カッターやヤスリで簡単に加工することが出来ます。
(大きいものを制作する際は発泡スチロールカッターなどを使用すると加工がしやすくなります)

③耐水性

完全密閉状態の気泡が集まってできているため、水を吸収しにくいです。

④断熱性がある

はじめに書いた通り、住宅の断熱材としても使われるなど断熱性に優れています。

⑤強度が弱い

加工がしやすいスタイロフォームですが、指で強く押したり、ものの角に当たると凹みや傷がつきやすいです。

⑥弱耐熱性

およそ70〜90℃の熱で溶けてしまいます。

⑦有機溶剤に弱い

酸やアルカリには耐性がありますが、石油・アルコール以外の有機溶剤などは溶融の原因になります。

3 加工法

スタイロフォームの加工法は大きく5つあります。
作りたい形に合わせて加工を行ってください。

①切る
②削る
③磨く
④接着
⑤溶かす

実際に加工したものがこちらです。

今回は80×80mmの立方体を作り、上下を曲線の形に仕上げました。
曲線の形を整えるために削り過ぎてしまい、出来上がり寸法が小さくなってしまいました。
次回は寸法を見ながら、慎重に削っていきたいと思います。

スタイロフォームについては以上となります。
素材の特徴を知り、素材を上手く活用してみてください!

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