地球はやや丸い『印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵』展行ってきた
何十年と海外に行っていなかったので無自覚に世界は日本が中心の地図脳になってた。
開催概要
私と作品
印象派大好き!という訳では無く、単純にモネの描く睡蓮が好き。2023年秋冬に『モネ連作の情景展』に二回行ってきた。アメリカの印象派画家をちゃんと見たのは今回が初めて。
展示会感想
見たことの無いモネの睡蓮を見たい!というだけで行ってきたが、アメリカの印象派画家がとても良かった。
今回は作品の撮影ができなかったのでモバイルバッテリーは要らなかったなぁ(予め分かると荷物減らせる)。でもフォトスポットが4箇所あってそれなりに楽しめた。
入ってすぐのトマス・コール《アルノ川の眺望、フィレンツェ近郊》絵に惹かれて、手持ちの目録にグルグルと○をつけた。一発目の絵が素敵過ぎて中々前に進めなかった。
少し歩いて、『モネ連作の情景展』で観た《ラ・マンヌポルト》に似たタッチの絵を発見。これ絶対モネだ!と思い近づいたらやはりモネだった。モネの作品は睡蓮とこの2作のみだった。
そしてルノワールっぽくないルノワールの絵《アラブの女》が。知らないを知るのは本当に楽しい。
チャイルド・ハッサム《花摘み、フランス式庭園にて》の絵は大きかったので細かいところまでよく見ることができた。ホームページや広告では見ていたが実物を見るとキービジュアルになるのが頷ける。手前の葉の裏側の瑞々しさ、花籠の華やかな彩り、地面の木漏れ日、奥で読書する人。上奥側の太陽に照らされて光る壁。心の中で(絶対グッズ買う!)となった。
さらに進むとモネの《睡蓮》の収蔵を巡る画商とウスター美術館のやりとりが展示されていた。側に訳もあって分かりやすかった。こんな展示もあるんだなと思った。
その奥に《睡蓮》がドーン。何この水色、この透明感。こんなモネ知らない。ハッサムの絵と同じで実物から受ける衝撃は全然違う。
空も橋も無く、ただ水面と睡蓮だけがそこにあった。
2階にもチャイルド・ハッサムの作品があった。
1階の《睡蓮》と同様に今度はハッサムと美術館の《朝食室、冬の朝、ニューヨーク》の絵のやりとりが展示されていた。
ハッサムの文字は有料フォントのような個性的でペンではなく筆で書いているのかなと感じた。対する美術館はタイプライターで対比も面白かった。
画家自らが価格交渉や感想を送ったりでこちらも必見。
この絵はカーテンの奥に高層ビルが見えたり新時代の印象派ならではという感じだった。カーテンの透け感とテーブルの上の花瓶の透明感、果物の瑞々しさも良かった。
《コロンバス大通り、雨の日》こちらもハッサムで、今回の展示で一番好きな作品となった。セピアカラーで他の絵とは違う、写真のような絵のような日常でいて非日常のようなどこか懐かしいようでいてここには戻りたくないような、でもこの景色に溶けていなくなってしまいたくなるようなそんな変な気分になる絵だった。
他にも挙げるときりがないが、都会が描かれていたり、ダイナミックな自然があったりで、アメリカの印象派画家の作品と出会えて良かった。
最初はなんで印象派はアメリカに行ったんだろうと思ったけど、別に遠くなかったよねと当たり前のことを見失っていたことに気が付いた。
東京都美術館について
初日の午前中に行ったらあんなに沢山あったコインロッカー(コイン返却式)が奥まで埋まってて驚いた。
購入したグッズと感想
(モネの睡蓮なんてどこでも売ってるやん)と思っていたがウスター美術館の睡蓮は淡くて透明感あって(他の睡蓮と色が全然違う!グッズ欲しい!)となり思いの他迷ってしまった。
今回の一番のお気に入りはまさかのランドリーネット。次点図録。
図録 1冊 A4変形 230mm×200mm(784g)262ページ
表紙は2種類あってクロード・モネ《睡蓮》にした。裏表紙はデウィット・パーシャル《ハーミット・クリーク・キャニオン》だった。
青い箔押しのタイトル、装丁デザイン素敵だった。フェイラーのハンカチ 1枚
チャイルド・ハッサム《花摘み、フランス式庭園にて》のモチーフ
ピンクとグリーンがあってピンクにした。フェイラーのハンカチはパイル地で洗うと一回り小さくなる。クリアファイル A4 1枚
クロード・モネ《睡蓮》マスキングテープ 2柄 各1個
どちらも透明感があって美しいクロード・モネ《睡蓮》のモチーフ
チャイルド・ハッサム《花摘み、フランス式庭園にて》のモチーフ
猿田彦珈琲 印象派・スペシャルブレンド 1箱(5個入り)
2023年海展で売り切れた猿田彦珈琲ようやく買えた
5個全て絵柄が違うのが嬉しい。クロード・モネ《睡蓮》
チャイルド・ハッサム《花摘み、フランス式庭園にて》
デウィット・パーシャル《ハーミット・クリーク・キャニオン》
メアリー・カサット《裸の赤ん坊を抱くレーヌ・ルフェーヴル(母と子)》
ポール・シニャック《ゴルフ・ジュアン》
サブレミシェルのヴォヤージュサブレ 1缶
クロード・モネ《睡蓮》を全面にあしらったデザイン缶
まだ食べていない。よく品切れになり、まめに追加されているっぽいので公式Xをチェックすることをお勧めするウスター展ソース 1本(150ml)
面白そうなので買った。賞味期限は11月末。まだ使っていない。ランドリーネット 1セット(大・小 各1枚入り)
クロード・モネ《睡蓮》をモチーフにしたデザイン
面白そうなので買った。一度柔軟剤入れて洗って柔らかくした。色落ち無し。最近小にストールを入れて出掛けた。思いのほか実用的だった。ファスナー部分が淡いパープルで生活感でてしまうのが残念。マグネット 1個
クロード・モネ《睡蓮》
手に取った時は素敵だったが、キッチンの壁に貼ると思いのほかボンヤリしてしまい残念。ポスター B2サイズ 2柄 各1枚
複製画の横にあり、テカる紙だと見劣りするなぁと迷った。どちらの絵も素敵だったので結局購入。巻きが緩くてすぐに伸びたがその分箱が大きくてちょっと重かった。クロード・モネ《睡蓮》
チャイルド・ハッサム《花摘み、フランス式庭園にて》
缶バッジ 1個
展覧会オリジナル(ガチャ)
カミーユ・ピサロの《ルーアンのラクロワ橋》ポストカード 6柄 各1枚
トマス・コール《アルノ川の眺望、フィレンツェ近郊》
展示会の入り口すぐの絵。写真みたいで本当に驚いた。クロード・モネ《睡蓮》
今回のキービジュアルクロード・モネ《税関吏の小屋・荒れた海》
チャイルド・ハッサム《花摘み、フランス式庭園にて》
こちらも今回のキービジュアルチャイルド・ハッサム《コロンバス大通り、雨の日》
絵は一番好きだった。ただグッズ化すると色が残念なんだと思うジョルジュブラック《オリーヴの木々》
まさかのブラック。キュビスム展に無くてここで買えるとは
ショッパー
ピンクに展示会のロゴ。図録とハンカチを入れたらクッキー缶が入らないサイズ。せめてこの3点は入るサイズにしてほしかった。。(エコバッグ持って行ったけど)他には普通の紙袋が売ってた。
ランドリーネット早速使ってみた。
欲しかったけど購入できなかったグッズ
ポストカード チャイルド・ハッサム《朝食室、冬の朝、ニューヨーク》
そもそも無かった気がする。マグカップ クロード・モネ《睡蓮》
すりガラスっぽくて良かった。食器は沢山あるので我慢。ミニプレート クロード・モネ《睡蓮》
実物も凄い良かった。食器として使用しないなら・・と思ったが使い道が思い浮かばず断念。絞りバッグ クロード・モネ《睡蓮》
素敵だったけど、ちょっと下着っぽかったので断念。裂いて帯揚げにしようかと思ったがそれも勿体ない気がして悩んだ。フォンタブストラップ
《睡蓮》と《花摘み、フランス式庭園にて》どちらも可愛かったが紐の色が手持ちの服に合わない気がして断念。ソックス
《花摘み、フランス式庭園にて》は履いたらお姉さんが横に広がりそうだし、《睡蓮》は初日の昼頃なのに売り場からあっという間に消えたので断念シューレース
ソックスと同じ柄の靴紐なんて可愛いいのでは?と思っている間に睡蓮のソックスが売り場から消えたので断念。
その他
コラボメニュー
東京都美術館内のレストランやカフェにもコラボメニューがあった。
上野精養軒 本店
美術館内に「カフェ・アート」1階、「レストラン・ミューズ」2階、「レストラン・サロン」1階があり、それぞれ展覧会のコラボメニューがある。
美術館は地下1階なのでエレベーターか階段で上に上がるとある。
「ブラッスリー・レカン」アトレ上野
あのレカンのコラボメニュー。絶対美味しいやつ(食べてないけど)
リンク
展覧会公式サイト 巡回展で郡山、八王子、大阪がある
動画ページの「見どころ」がお勧め。