バッドエンドでもいいじゃない『エドワード・ゴーリーを巡る旅』 展行ってきた
開催概要
私と作品
唯一持っているのが『華々しき鼻血』(展示無し)。
子供の頃から現在に至るまで鼻血が出やすい(心配で以前ちゃんと検査したが異常無し)。2000年代初めに本屋でゴーリー特集をやっていてタイトルに惹かれ購入。他も欲しいなと思っていたが図書館で読破してしまい、いつの間にか時が流れる。その後、「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展に行こうとしてMOE特集号(2019年12月号)を買ったものの都合で行けず仕舞いだった。
どんなに頑張っても報われないことがあることを味わえば味合うほどにゴーリーのモノクロームのびっしり背景と、どこかとぼけた絵柄と不合理な内容の絵本に癒やされる。
展示会感想
特に印象に残った作品は『不幸な子供』。絵本で見ても精細な書き込みで黒いのに、大きいサイズの展示を観てもやはり黒い。単眼鏡を持っていて良かった。壁紙も絨毯も凄い描きこんでる。本作の背景の制作に疲れて5年間休んだと解説があり納得。どのページも小さい怪物がヒッソリ紛れてるの好き。推せる。
他はバレエ題材の『金箔のコウモリ』舞台の上の影。
『ドラキュラ・トイシアター』のコウモリのイラストで描かれたDRACULAフォント、舞台衣装。
『MYSTERY!』のアニメーション。
2階会場は大きいテーブルを囲むように大きいソファがあり絵本が読み放題い。1階の売店付近もサンプルの絵本がありショップの混雑の待ち時間も読み放題。
小さな執筆部屋の机の前の一つしかない窓から見えるマグノリアの木に惹かれた。木蓮好きの私としては羨ましいの言葉しか出ない。
最後の映像のコーナー「ケープゴットとゴーリー」も必見。狭くてエレベーターの時に存在に気がついた。
図録を見たら2025年までの巡回展とのこと。
松濤美術館へのアクセス
渋谷駅から遠いようでそうでもない。私はBunkamuraから行った。Bunkamuraの場所さえ分かれば簡単(東急でもいい)。GoogleMapにでも出発「Bunkamura」到着「渋谷区立松濤美術館」に設定すればいいだけ。松濤文化村ストリートを道なりにひたすら歩く。シャンボール松濤というそれっぽいちょっとレトロでオシャンティーな建物が見えたら次の角を曲がるだけ。はい簡単。(地図アプリ等でスタートを渋谷駅で設定すると方向音痴さんは不合理な目にあうので注意)
入り口でチケットを買って、中に入ってお土産売り場のちょい奥に返却式のコインロッカーがあるので荷物があればそこに入れると楽。
暑い時期は渋谷駅等で水分持参することをお勧めする。
購入したグッズと感想
不穏な絵柄のグッズ沢山あった。
図録 1冊 A4変型判 210×280mm
ページ数:143ページ、図版と作品解説:120ページ
珍しいカラー作品は子供時代のもの。
他はビックリするほど細かい字でたっぷりの解説がある。だからと言って絵が小さいわけではない。細かすぎる生い立ちのページはフフッてなった。さらにゴーリーが読んでいた本まで載っている(約2万6,000冊越えの蔵書中から一部とは言え沢山)。この図録はやばい。ポストカード 3枚
不幸な子供(展示会オリジナル)
表紙、1959年頃金箔のコウモリ(展示会オリジナル)
バレエ・レビュー連載のカット、1965年頃無題(裏の色が違うので展示会オリジナルではない)
描き忘れではなく「無題」と書いてある。
クリアファイル 3冊
ドラキュラ・トイシアター(展示会オリジナル)A4サイズ
表紙、1979年
DRACULAの文字の部分が透けててオシャレ不幸な子供(展示会オリジナル)A5サイズ
挿絵、1961年
窓の部分が透けているので中に挟むもので楽しめる失敬な招喚(展示会オリジナル)A5サイズ
挿絵、1973年
悪魔が背後から跳び蹴りしてる絵柄が失敬すぎて好き
クリーナークロス 1枚
不幸な子供(展示会オリジナル)缶バッチ 2個 直径31mm
うろんな客
あの生き物をうろん君と呼んでいるけどあってるのかなギャシュリークラムのちびっ子たち
言わずと知れたネガティブ絵本
「人類は衰退しました」でもパロディあったなぁ
正方形マグネット 1個
ギャシュリークラムのちびっ子たち
大きいサイズ。よくあるサイズのタイルくらい)マスキングテープ 1本 30mm×7m(えっ7m??)
ドッグイヤー・ライド
縁が黒くて漫画のコマみたいでちょっと珍しくてよいタロットカード 1箱
不安の箱 20枚のカードと遊び方とカードの意味の英語解説付き
付属の解説を見たら全ての占い結果が不穏となるカードだった
色々検索したら遊び方の動画とか出てた
欲しかったけど購入できなかったグッズ
ドラキュラ・トイシアターのポストカード(品切れ)
ドラキュラ・トイシアターのトートバッグ(予算オーバー)