見出し画像

「お買い物アプリ」が「リアルに生産者と消費者が会える」マルシェを今、初開催した理由

こんにちは、クックパッドマートでオフラインマーケティングを担当しているYossyです。先日、クックパッドマート念願の初リアルイベントを開催しました!「『おいしい』の笑顔が集まる場所をつくる。」というビジョンを体現する場となりましたので、記録を残したいと思います。

目次から興味があるところだけでもご覧ください😌
▷クックパッドマートとは?(ユーザー向け)
▷クックパッドマートとは?(事業者向け)

画像1

(「きらきらマルシェ Minatomirai」の様子)

「きらきらマルシェ」について

食のつくり手と消費者の交流の場を生み出すことを目指して、鉄道各社と連携・定期開催するマルシェイベントです。第1弾として、2021年10月23日(土)、24日(日)に、みなとみらい線みなとみらい駅改札外コンコース「みらいチューブ」にて「きらきらマルシェ Minatomirai」を開催しました。

画像11

初めてのマルシェイベントでドキドキだったのですが、2日間で2,300人の方にお越しいただき、商品が売り切れる店舗が相次ぐなど盛況のうちに終えることができました😌
▷マルシェの詳細はこちら

マルシェで「つくり手のパートナーとしての姿勢」を体現したい

クックパッドマートが目指すこと

VISION:
「おいしい」の笑顔が集まる場所をつくる。

MISSION:
・すべての食卓に心からの笑顔を
・すべての生産者や販売者のちからを最大限に活かせる場所をつくる
・「仕組み」づくりを追求する

クックパッドマートは、より多くの食卓で簡単に新鮮でおいしい食材が手に入れられる環境をつくりたいと思っています。その価値を消費者の方に届けているのが、すべての生産者とそれを届ける販売者です。だからこそ、その方々が活躍しやすい環境をつくることを目指しています。

今回はそんなクックパッドマートの姿勢を体現できるイベントを目指しました。

初のリアルイベントで達成したかったこと

普段はオンラインでサービス提供していますが「生産者・販売者と消費者が対面で会える場所をつくりたい」と実はずっと考えていました。

緊急事態宣言が明けた今のタイミングで「これからまた食を盛り上げていきたい!」という生産者・販売者の方の想いをエンパワーするために、感染防止対策*を講じた上での開催を決定しました。

今回のマルシェでは、イベント当日の効果にとどまらず“日常に戻ってから”もクックパッドマートを通して、生産者・販売者と消費者が繋がれることを目指しました。

【note用】みなとみらい線マルシェ検討資料

(「きらきらマルシェ」で達成したいこと|社内資料より抜粋)

ご参加いただいた生産者・販売者の方からも、マルシェに対してこのような期待をお寄せいただきました。

【note用】みなとみらい線マルシェ検討資料のコピー

(参加店舗から集まった「マルシェに期待すること」|社内資料より抜粋)

*神奈川県イベントガイドラインを遵守し、感染防止対策を講じた上で開催いいたしました。

「マルシェの後に繋がる」イベント体験設計

今回のマルシェでは、イベントとその後の日常の”繋がり”を大切に設計しました。

①マルシェ会場でお店や商品を知って、実際に購入していただきファンになっていただく
②マルシェが終わってからも、日常でクックパッドマートを通して常連になっていただく

そのためマルシェ会場では、生産者・販売者と消費者が直接話せる体験を重視しました。「こんなところにこだわった食材だよ」「こんなふうに食べると美味しいよ」といった、コミュニケーションを通すことで、食の楽しみを食材と一緒に持ち帰っていただける場づくりや、「今後もこの人から食材を買いたい」と思えるお気に入り店舗を見つけてもらえるよう設計しました。

画像2

(マルシェの様子)

実際に会場では「普段アプリでお買い物しているお店に会いに来た」というユーザーさんもいらっしゃって「初めてお店の人にリアルで会えた!」という、うれしい言葉も聴くことができました。

画像3

(アプリには店舗お気に入り機能があります)

会場では現金でのお支払い以外に、アプリをダウンロードするともらえるお買い物券を用意し、マルシェでのお買い物と同時に「クックパッドマート」というツールを知っていただけるように設計しました。「クックパッドマート」があれば、マルシェで出逢った素敵なお店から日常的にお買い物することができます。

スクリーンショット 2021-10-21 10.30.11

(アプリをお持ちの方には500円分の「お買い物券」を)

つくり手にとって「挑戦できる場所」ってなんだろう?

アプリとマルシェという、オンライン・オフライン両方の売り場づくりに向き合ってみて、つくり手(生産者・販売者)をエンパワーできる「挑戦できる場所」がどんなところなのかを考えてみました。

①「買ってくれる人」がいる

ECなどのプラットフォームであればユーザー数、マルシェであれば来場数。いずれにせよ「買ってくれる人が多くいる場所」だということが重要です。今回の場合はみなとみらい駅の人通りの多い場所をお借りしたので、初めてのマルシェイベントでも多くの方にご来場いただくことができました。

アプリ「クックパッドマート」では受け取り場所に比例して、ユーザー数が増えていく仕組みになっているので、受け取り場所を増やす施策に注力しています。(もっと頑張らなきゃ!設置してくださるパートナーさん募集中!)

画像16

(「魚壱」さんの販売ブース)

②安心して「試行錯誤できる」環境である

今回は初めてのマルシェイベントでイベント自体の知名度が低かったこともあり、出店料などはいただかず、抽選会景品分の商品に関しては買い取る形で進めました。「売上一品から利益が出る」という安心感で、これまでマルシェに参加したことがないBtoBの生産者・販売者の方も積極的に参加してくださいました。

アプリ「クックパッドマート」では、初期費用がかからず販売に応じた手数料のみをいただいています。これも「売上一品から利益が出る」という安心感で、ECに挑戦したことがない方にも安心して挑戦していただける仕組みの1つです。

画像17

また「サポートしてくれるパートナーがいる」というのもとても大事な要素だと感じました。マルシェ初出店のつくり手は、出店経験のあるつくり手を見て「ああ、こうやって販売すると良いんだ」「こんな商品があるとお客さんは喜んでくれるんだ」など多くの気付きが生まれたとお話してくださいました。

アプリ「クックパッドマート」でも営業や企画のメンバーが、つくり手と二人三脚で企画や目玉商品を作っています。私達も勉強しながらなのですが「食のつくり手」と「サービスのつくり手」という互いの異なる視点があるからこそ、協働することがとても面白く感じています。

③「にぎやか」なかんじ

ざっくりした言葉になってしまいましたが、やはり「にぎやか」「楽しそうである」ということが大事だと思っています。マルシェではお店の方の掛け声やお客様との楽しい会話が聞こえてくること。アプリでは、日々の食卓を楽しくするための特集や、つくり手の方達がマートでの販売を楽しんでくださっているのが伝わること。そんなふうに「にぎやかな空気」をつくることが大切だなと感じました。

何よりマルシェで感じたことは、生産者・販売者のみなさまのエネルギーです。「よかったら見てってよ!!旨いよ〜!」と元気がもらえるような声掛けをしてくださる方もいれば、食材について語っていただくと一瞬にして引き込まれるような知識を持った方。そんな方々とお話していると、いつの間にか「これもほしい!あれもほしい!」と欲張りになってしまう自分がいました。笑

サービスをつくる上でも「楽しんでつくる」「本当につくりたいものをつくる」ということを、クックパッドマートでは大切にしています。まだまだ課題が山積みなクックパッドマートですが、これからも「前を向いて、みんなでにぎやかにやっていく」という気持ちを忘れないようにしたいと思います。

画像4

(「フルーツつめほうだい」を実施した青果仲卸「やっちゃばくらじ」さん)

「きらきらマルシェ」の様子

生産者・販売者の方と初めて一緒に作り上げたマルシェ。楽しく・無事に実施できたことが一番の実りだったと感じています。一部になってしまいますが、当日の写真とお店の紹介をさせてください😌

画像5

こだわりのハンドメイドチョコレートを製造・販売されているC&Cファクトリーさん。マルシェは初出店だったそう。

画像6

貝のプロフェッショナル、魚壱さんの「ガンガン焼き」セット。買いたいと思っていたのに、売り切れてしまいました。クックパッドマートで買おう。

画像7

濱の八百屋さん。数少ないマルシェの出店経験豊富なつくり手さんで、ディスプレイの仕方がとても参考になりました。

画像8

私もクックパッドマートでよくお世話になっている肉屋横丁さん。大人気で、閉場を待たずに全商品が売り切れ。

画像9

会場にはみなとみらい線公式キャラクターのえむえむさんも遊びに来てくれました!みなとみらい線沿線さんぽと、食べ歩きが好きだそうです。かわいいです…。

これからの「きらきらマルシェ」について

初めてのクックパッドマートのリアルイベント、たくさんの方に来ていただけてほっとしましたが、見えてきた課題もたくさんあります。企画の面でも運営の面でもブラッシュアップが必要だなと痛感しています。今後も引き続き、生産者・販売者のみなさんとお客様をつなげるプラットフォームとして、どうやったら「おいしい」の笑顔が集まる場所をつくっていけるのか、模索していきたいと思います。

クックパッドマートでは仲間を募集中!

🚀働く仲間として参加する

クックパッドマートではエンジニア職、デザイナー職、ビジネス職などサービスを一緒に成長させる仲間を探しています。ぜひ採用サイトをご覧ください。
▷採用サイトはこちら

🚀生産者・販売者として参加する

クックパッドマートに出品したい方を随時募集しています。少しでも興味のある方は、お問い合わせお待ちしております!
※現時点での出荷場所は東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県のみとなります。
▷出店に関する情報はこちら

画像18

クックパッドマートについて

クックパッドマートは600店以上の地域の生産者や専門店から、1品から送料無料でお買い物できるアプリです。商品は注文時に選択した「受け取り専用冷蔵庫」で好きな時間に受け取ることができます。受け取り場所は現在約600箇所(2021年11月現在)に設置されており、コンビニエンスストア・駅・ドラッグストアなどで利用が可能です。

例えば「大磯の海で捕れた新鮮な生しらす」「五つ星お米マイスターが選ぶ精米したてのお米」などが、アプリひとつでお買い物できます。忙しい日々の中で買い物に行く手間を省くだけでなく、美味しい食材を手に入れることができます。
展開地域:東京都、神奈川県、埼玉県(2021年11月現在)

画像10

(左:受け取り冷蔵庫、中:朝どれしらす、左:お米マイスターのお米)

筆者について

画像15

Yossy
新卒から食品メーカーにてマーケティングや新規事業開発を担当。退職後、シンガポールで6年間を過ごし、日本で旬のおいしいものを食べ尽くしたくてクックパッドマートにジョイン。

※掲載の情報は、2021年12月7日時点の内容です。