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音楽と政治ーー人々に生き方の指針を与える物語としての文化(「音楽に政治を持ち込むな」を再考する)
本論稿は、大学生である私が学士論文として執筆したものの第4章にあたる。本論は、私の個人的な政治と音楽に関する興味に端を発している。「音楽に政治を持ち込むな」という言葉が発されることがあるらしい。どこの誰が発しているものなのか、正直わからない。しかし、TwitterのTL上においては論争になっていたと記憶する。そのような言葉が仮に発されていなくても、そのように思っているどこかの誰かがいるのだろうと、
もっとみる消費と自己表現ーーユーミンというアイコン(「音楽に政治を持ち込むな」を再考する)
本論稿は、大学生である私が学士論文として執筆したものの第三章にあたる。本論は、私の個人的な政治と音楽に関する興味に端を発している。「音楽に政治を持ち込むな」という言葉が発されることがあるらしい。どこの誰が発しているものなのか、正直わからない。しかし、TwitterのTL上においては論争になっていたと記憶する。そのような言葉が仮に発されていなくても、そのように思っているどこかの誰かがいるのだろうと、
もっとみる私生活フォークと政治的距離ーー岡林信康から吉田拓郎、井上陽水、そしてユーミンへ(「音楽に政治を持ち込むな」を再考する)
本論稿は、大学生である私が学士論文として執筆したものの第二章にあたる。本論は、私の個人的な政治と音楽に関する興味に端を発している。「音楽に政治を持ち込むな」という言葉が発されることがあるらしい。どこの誰が発しているものなのか、正直わからない。しかし、TwitterのTL上においては論争になっていたと記憶する。そのような言葉が仮に発されていなくても、そのように思っているどこかの誰かがいるのだろうと、
もっとみる「音楽に政治を持ち込むな」を再考する
はじめに
この文章は大学生である私の卒業論文であり、私の個人的な政治と音楽に関する興味に端を発している。「音楽に政治を持ち込むな」という言葉が発されることがあるらしい。どこの誰が発しているものなのか、正直わからない。しかし、TwitterのTL上においては論争になっていたと記憶する。そのような言葉が仮に発されていなくても、そのように思っているどこかの誰かがいるのだろうと、想像されているように思わ