私的雑家帳。

今も昔も所在のない私の人生。あれもこれもやってるけど、どれもただの社会科見学。心はずっ…

私的雑家帳。

今も昔も所在のない私の人生。あれもこれもやってるけど、どれもただの社会科見学。心はずっとピーターパン。どこへ続くか分からない。そんなコーコの放浪記。

最近の記事

夢と現実

夢を追い人は人並みの生活がなかなか出来ないからお金がないとかだらしないとかなぜかレッテルを貼られがち。 そういうレッテルをつけ返すために怒ってみたり落ち込んでみたり世間の目と戦わなきゃいけなくなる。 夢が現実になっていく人はいいけど大半の人がそうはいかない。 いつのまにか自分はダメなやつなんだと思い込む。 日に当たらない場所に長いこと居るから精神が腐って少しづつ自信がなくなって夢に対するモチベーションさえ低くなる。 活力がないから作品もうまく作れない。丸一日かけても何

    • 『37歳はじめての就職〜反響〜』

      ご無沙汰しております。 一喜一憂の毎日をどうにか切り抜けてまだ生きております。 相変わらず、過酷な労働環境。 休みが消える日もしばしば。 課題は増え、山は高くなっていく毎日です。 しかしながら、明らかに環境が変わりました。 居心地も悪く居場所もない異国の地が1番寄り添ってくれる温かい地に変わったこと。 どこからかやってきたヘンチクリンであまり賢くない私でしたが、降りかかる無茶振りにほぼ一人で応えあっちこっちに行かされて。 皆んなが働いてる日に働いて、皆んなが休んでる

      • 『37歳はじめての就職〜成長〜』

        激動の一週間をちゃらんぽらんになれる土日の時間を支えに毎週乗り越えております。 あれからあっという間の三ヶ月。 三ヶ月を過ぎれば少し楽になるなんていうけど。 どんどんタスクは降ってくる。 何週間か前、タスクが多すぎて毎日に追われ病みモードに入っていたのに。 隣の席の先生に一喝され、さらに撃沈。 それでもその日を境に私は変わったと思う。 私の仕事の責任は例え上から言われたものだとしても責任は私にある。 これは先生に言われた厳しい言葉。 誰も手伝ってくれない環境で

        • 『37歳初めての就職〜慣れたら終わり〜』

          今週も怒涛の一週間というか一瞬間。 一瞬で終わる月金群馬生活。 忙殺される毎日で気持ちが死にそうになるし。 やる気を出して違うとか一掃されたり。 傷つくことも多い。 こんな毎日にサラリーマン達は気持ちが埋もれていって死んだ目して働いてるのかとふと思う。 自分の言いたいことを言うのはもっとも大切だって思ってきたけど。 社会では時にそれが悪になる。 それでも私は間違ってると思ったらちゃんと言いたい。 良くするために言うんだから間違いではない。 戦えない上司は上長

          『37才はじめての就職〜先生の背中〜』

          今週も激動の1週間。 毎日、毎時間変わる心模様。 大体しんどいし、色々詰められるとぎゅうって辛くなる。 隣の席の先生は、忙しすぎて私への教育の時間はあまりない。 もっと賢かったらもっとうまくやれるんだろうけど私はそういう賢さはほとんど皆無。 物事を順序立てて話すのも苦手で何言ってるかわかんないって何度も言われる。 急な質問も仕事の全体の流れがまだ見えてないから大体すぐには理解できない。 そんな時、初等教育がほとんどないからだよ。 とか、前置きがないから分かんないん

          『37才はじめての就職〜先生の背中〜』

          『37歳はじめての就職〜命名〜』

          わたくし、本日。 あだ名がつきました。 勝手に自分で自分のあだ名をつけました。 非公開ですが。 その名も『ちんぷん』 今日、隣の席の先生が(直属の上司) 業務の確認が足りないからよくちんぷんになってるじゃんって言うたの。 もうそれ、あだ名にしてくれよって感じ。 先生しかやってない業務の部下なんでちんぷんはあなたに頼るしかないのですよ。 でも先生の説明もよく分からない。 先生も上長に何言ってるかわからんってよぉ言われてるやん。 ちんぷんが質問してちんぷん先生が答え

          『37歳はじめての就職〜命名〜』

          『37歳初めての就職』

          今も昔もずっと歌が好き。ギターも好き。 今の方がよっぽど歌もギターも上手いのに。 音楽家になる夢は叶いませんでした。 生活の為のアルバイト。 何か生き甲斐が欲しくて始めたリメイクの洋裁とかお菓子作りとか。 それだけでももちろん幸せだとちゃんと分かってたけど。 何も叶えられなかった自分には自信が持てなかった。 どうしたら自分の中で成功だと思えるんだろう。 そんなことばかり考えてた。 というか頭から離れなかった。 何かにちゃんとトライしたい。 好奇心は旺盛だし。 声

          『37歳初めての就職』

          初恋のラムチョコケーキ

          まだ二人が同じ時間を過ごしていた頃。 あなたがよく食べていた焼き菓子がある。 オレンジピールがポイントの焼き菓子。 あれはどこで買ってくるのかいつも不思議だったけれど何故かそれを聞いたことは無かった。 料理上手の彼はいつも狭いキッチンでとても豊かな食事を作ってくれた。 彼の得意料理はカルパッチョとラム肉を使った料理。 小さな部屋の小さなワインセラーにワインが数本。 少しゴツゴツとした細長い手。 手慣れた手つきで栓を抜き注いでくれるワイン。 その一連の流れは

          初恋のラムチョコケーキ

          カルダモン王国。

          今今時。 カルダモンの香りが漂う小麦粉の砂の上を歩く。 空からは青いポピーシードがパラパラと舞い落ちる。 褐色の空。 ヘーゼルナッツみたいな形の雲を見た。 ぼんやりと歩いていたら大きなアーモンドの岩にぶつかった。 その瞬間にアーモンドはカリっと二つに割れた。 ここはどこだったか。 カルダモンを求めてここまで来たはずだったが粉砕されたカルダモンは空気中に漂ってはいるものの鼻をかすめてはすぐに消えうまく見つけることが出来ない。

          カルダモン王国。

          黄金色の小麦畑。

          日が暮れる少し前。 夕日に照らされてキラキラと黄金色に輝く小麦畑。 この一帯は何もない。 ただひたすらに小麦畑が延々と続く。 舗装されてない道は足音がジャリジャリと軋む。 一歩また一歩と歩くたびにまるで何かを噛み締めている様な気持ちになった。 目の前にある自然という大きな説得力。 言葉に変えがたい圧倒的な存在を見せつけられながら小麦の匂いに包まれていた。 この一帯は何もない。 ただひたすらに小麦畑が延々と続く。 けれど美しい。 この辺りに住んでる人たちはきっと

          黄金色の小麦畑。

          ぐにゃりの街。

          白く透き通るようなサラサラの砂の粉。 楕円形のオーツ麦はいつ見ても愛らしい。 いつもこぶし一握り分だけポッケに入れて僕は旅に出る。 Badshapeと言われるその街は名前の通りどこの家も家というにはあまりにも不恰好な建物ばかり。 細長い家や横に広がっている家。 雑草に覆われた家や屋根が随分沈んでいる家もあった。 どこを見ても真っ直ぐな面を見つけられない。 ぐにゃり。そんな音が聴こえてくる街。 整えようとは思わないのだろうか? そんなことを思った時ふわっとシナモンの

          ぐにゃりの街。

          『最低で最高のソレと面倒で簡単なソレ』

          男は「最低で最高だ」と付き合って間もない馬鹿な男が言った。 ある意味名言である。 彼にその言葉はぴったりだと思った。 彼は深く物事を考えない。 というか何も考えられないんじゃないのか。 私達の色々など。 楽しいですべてが済むのだから。 私は深く物事を考えすぎる。 だからこそ、その最低で最高なその姿を羨ましいとさえ思ってしまうのだ。 彼が最低で最高ならば私はどんな生き物なのか。 彼に言わせると女は「面倒で簡単だ」と言う。 またデリカシーのかけらもない事を言う。 そんな時

          『最低で最高のソレと面倒で簡単なソレ』