グリセルオース 組んでみた

 まいど!
大阪でヴィンテージ遊んでるクッキーと申します。よろしくお願いします。
いつもの面々は、まいどです。

 今年(2024年)3月23日に行われた関西帝王戦ヴィンテージにて、『グリセルオース』で出たので記事として残しておきます。環境かわった後に自分で見返した時になんか学びがありますように。
(以下 口語)


 はじめに

 今回のデッキは、大阪でいろんなタイプの『ルールスや白チブ』が流行った時に組んだデッキなので、普段遊んでるメンツをかなり意識してる構成になっている。

なお、 2024年3月11日に「思案」がヴィンテージで制限解除に。
このリストは、「思案」解禁後のリストなのでご注意。

デッキリスト


2:《偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifier》
1:《グリセルブランド/Griselbrand》
1:《セラの使者/Serra's Emissary》

1:《Bayou》
1:《耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures》
4:《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》
1:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1:《汚染された三角州/Polluted Delta》
1:《露天鉱床/Strip Mine》
3:《Tropical Island》
2:《Underground Sea》
3:《不毛の大地/Wasteland》

1:《ブラック・ロータス/Black Lotus》
1:《魔力の墓所/Mana Crypt》
1:《Mox Emerald》
1:《Mox Jet》
1:《Mox Pearl》
1:《Mox Ruby》
1:《Mox Sapphire》

4:《ドルイドの誓い/Oath of Druids》

1:《Ancestral Recall》
1:《渦まく知識/Brainstorm》
1:《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
1:《精神的つまづき/Mental Misstep》
4:《実物提示教育/Show and Tell》
1:《Time Walk》
2:《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1:《呪文貫き/Spell Pierce》
4:《意志の力/Force of Will》
2:《否定の力/Force of Negation》
1:《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
1:《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
2:《思考囲い/Thoughtseize》
1:《ガイアの祝福/Gaea's Blessing》
2:《突然の衰微/Abrupt Decay》
3:《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》
※メイン 61枚

Sideboard
2:《自然の要求/Nature's Claim》
1:《四肢切断/Dismember》
1:《外科的摘出/Surgical Extraction》
2:《活性の力/Force of Vigor》
1:《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》
1:《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》
1:《無のロッド/Null Rod》
1:《魔力流出/Energy Flux》
1:《暗殺者の戦利品/Assassin's Trophy》
1:《切り崩し/Cut Down》
2:《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
1:《美徳の喪失/Virtue's Ruin》

  思い返せば、みんないろんな『ルールス』を使いまくってた時期やった。
地元のショップで毎週開催されている Friday Night Vintageにでれば、『さまざまなルールス各種』4人、『オース』1人とかしょっちゅう。
だから 「4 Atraxa 1 Flash」が当たり前のご時世に、普段メインに入らないカードをいっぱい入れてみた。

 『ルールス』と対戦して嫌だったのは《激しい叱責/Dress Down》を使いまわされること。
出たとき誘発でカードをひかれ続け、「オース」を起動しても、出てきた「アトラクサ」では手札を補充できないし、殴るにも警戒も絆魂も忘れてまう。
非常によろしくない。 
その辺を意識しながらデッキを組んでみた。

カード別解説

メインボード
 《偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifier》
たかだか10枚 がたがた抜かすな!
場に出て手札を増やせて 能力いっぱい持ってて、そして青であり緑でもある!

 《グリセルブランド/Griselbrand》
《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》が生まれて、ほぼ見なくなったが、たまに採用されるドロー装置。
「アトラクサ」が各種タイプにつき1枚なのに対して、こちらは7枚確定。
《激しい叱責/Dress Down》で、場に出たときに能力を忘れたとしても、「次のターンには、能力を思いだしてるやろ」の精神で採用。

《セラの使者/Serra's Emissary》
モダホラ産の化け物。
場に出るに際し、カードタイプを一つ選、プレーヤーとコントロールするクリーチャーは、選ばれたプロテクションを得る。

「クリーチャー」を選べば、殴り合いは成立しなくなり、
「プレインズウォーカー」を選べば、鹿にならず、
「インスタント」を選べば、たいていの除去をかわせることになり
「土地」を選べば、相方達を《カラカス/Karakas》や《天上都市、大田原/Otawara, Soaring City》から守り、
「アーティファクト」を選べば、MUDの猛攻を耐えることだろう。

 《不毛の大地/Wasteland》   
 《露天鉱床/Strip Mine》
ウルザの与太話に付き合ってはいけないので、4枚採用。
たまにミラーで相手の《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》を破壊できることもある。

 《思考囲い/Thoughtseize》
たまにサイドから入れることはあるが、メインに入れてる人は少ないはず。
《ドルイドの誓い/Oath of Druids》や《実物提示教育/Show and Tell》といったキーカードを通すために前方確認したり、
3マナのお友達料を払って手に入れた《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》を捨てさせることができる。
サイド後なら、天敵といえる《封じ込める僧侶/Containment Priest》の有無を確認できる。
まあ 便利だよね。

《突然の衰微/Abrupt Decay》
膨れ上がった「構築物」に「Vault Key」《アゾリウスの造反者、ラヴィニア/Lavinia, Azorius Renegade》《激しい叱責/Dress Down》、
サイド後なら《封じ込める僧侶/Containment Priest》や《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》も見れる。
打ち消されずに触れるのは偉大。
壊すものに困らないならメインでいいよな。

《呪文貫き/Spell Pierce》
相手のデッキによっては《狼狽の嵐/Flusterstorm》が残念なことがある。
当たればラッキー程度なんで1枚。

《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》
《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》や《封じ込める僧侶/Containment Priest》を鹿にするために生まれてきた 鹿の王。
特に『青黒ルールス』相手には、とても心強い。
フィニッシャーといっても過言ではない。

 

サイドボード
 《四肢切断/Dismember》
 《 切り崩し/Cut Down》
 《美徳の喪失/Virtue's Ruin》
メインで『ルールス』対策したら、サイドからは白チブ対策だ。
ここでも《封じ込める僧侶/Containment Priest》を警戒せねばならん。

《暗殺者の戦利品/Assassin's Trophy》
《カラカス/Karakas》や《ウルザの物語/Urza's Saga》などの土地も触れる除去。
メインの《突然の衰微/Abrupt Decay》だけで足りないなら、足しておこう。

 《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》
「初代 白法務官」
《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》も
《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》も
《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》も
《封じ込める僧侶/Containment Priest》も
《アゾリウスの造反者、ラヴィニア/Lavinia, Azorius Renegade》も
みんなタフネス2以下。
横並びする相手には ゆっくりしてもろて。
たとえ《激しい叱責/Dress Down》されても 次のターンには能力を思い出してるやろの思いで採用。
余談だが、たまに鹿が5/5になることもある。

 《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
「願いストーム」や《最後の審判/Doomsday》にガードをさげるわけにはいかないが、今回はルールス&チブに重きを置いたので2枚。
生物の入ってないコンボデッキに対して オースは不利であるのは、想像に難くない。

《無のロッド/Null Rod》
《魔力流出/Energy Flux》
やはり《一つの指輪/The One Ring》 は、どうしようもないカード。
『オース』からしたらプロテクションがついて誘発しないのが終わってるわ。せめてカードを複数ひかれないように、起動できなくさせるくらいしかない。
《無のロッド/Null Rod》をいれる際は《魔力の墓所/Mana Crypt》と入れ替える。 
《魔力流出/Energy Flux》は、お守り感覚で入れた。

《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》 
《外科的摘出/Surgical Extraction》
墓地対策は薄めになった。
バザー系に関しては《セラの使者/Serra's Emissary》+《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》でいいと思ってる。


こんなもんか。

早口でかけぬけてきたが、いかがだっただろうか。

ずっと「ルールスが〜 叱責が〜 僧侶が〜」と言い続けた気がするがまさに大阪のVintageは白かった。

では 最後に帝王戦(3/23 52名)を振り返ってみる。

関西帝王戦

1 墓荒らし✕〇〇
2 ホガークヴァイン〇〇
3 DoomsDay〇〇
4 白チブ〇〇
5&6 ID

なんと4-0-2 
運よくスイス負け無しでシングルへ進むことになった。

メインの《セラの使者/Serra's Emissary》+サイド《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》で大正解な当たりやったわ。

ホガークヴァインのときは まさに守護神!藤川球児!
《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》×2 《虚ろな者/Hollow One》×2相手に耐えてくれた。

なお、ルールスには あたらなかった模様。

シングル
1 BUGティンカー✕〇〇
2 ドレノルールス✕〇〇
3 DoomsDay〇✕✕  

残念ながら、肝心の決勝で天敵《最後の審判/Doomsday》に当たってしまう。
疲れからかプレイングがグダグダになってしまい負。
決勝没やった。

惜しかったが、構築はまちがってなかったし、右手も好調だったのでヨシ!

以上で、この記事を締めさせてもらうことにする。
普通の『オース』で物足りなくなった時、環境に『ルールス』が増えてきた時、何かの助けになりますように。

最後まで ありがとうございました。

それでは また どこかで!


おまけ


プレーヤーコンベンション愛知@常滑 24/05/26
常滑ヴィンテージ(参加者63名 スイス6回戦)

リストは上記とほぼ同じ。

1DoomsDay〇✕〇
2ドレッジ〇〇
3MosugiOath✕✕
4グリセルタッサ搭載ドレッジ〇〇
5忍者Oath✕〇〇
6願いストーム〇✕✕

63名でIDができない状態での最終戦を落とし、Top8に進むことはできなかった(4-2が大勢いての16位くらい

6月の関帝にむけて精進します。
関帝はモダホラ3が使用可能なので、一気に環境が動くかもしれん。
知らんけど。

おしまい








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