見出し画像

珈琲ゼリーを飲みながらこれからのことを

昨日はまたすこし贅沢な飲み物が欲しくて近くのカフェに立ち寄り、お持ち帰りで飲み物を購入した。

今回は珈琲ゼリー。
2層に分かれ、下半分が固まった珈琲ゼリーで上がミルクになっている。
珈琲ゼリーと言っても飲む用だそうだ。

そのカフェはもともと1階のみだったが10月より2階のカフェがオープンしていた。ソファもあって本もあるのでゆっくりできるという。

待っている間、メニューの中からメロンソーダを見つける。今度は店内で本を読みながら、アイスがのっているメロンソーダを飲んでみようと思う。


出来上がった珈琲ゼリー。「よく混ぜてお召し上がりくださいね」と笑顔で渡してくれた。

……

歩きながら仕事のことを考える。

仕事は本当に毎日、伝えることばかりだ。こんなに相手に一から伝えないといけないものかと思うくらい。ほんと人間関係が一番めんどくさい。



この土地の引っ越しをキャンセルした時からもう、一年が経とうとしている。前職に復職させていただき10ヶ月がすぎた。今の職場のおかげでひとまず、ぎりぎり生活費を安定的に得ながら副業ができるのでいいのだが、そろそろ次のステップはどうする?という心の声が聞こえてきている。


……


帰宅後、夕日が出ているベランダに出て珈琲ゼリーを混ぜて飲む。苦味のあるゼリーと甘いミルクが混ざり合っていてとても美味しい。


ここから眺める景色は、もう16年になる。ほんと長すぎたとも言える。
これからのことを考えながら、心地よい風を感じつつ珈琲ゼリーをスルスルと飲む。第2の人生は私にとってこの場所。自分の年齢のことを考えるとそろそろ第3の人生を歩もうと思い始めている。

とにかくこのマンションから卒業をしたい。その思いが一番に押し寄せる。
去年は足止めになったが、動こうと心に決める。今の本業はプロジェクトで動いているし、ある程度形を残しているであろう再来年には去って違う土地へ移り住もうと考える。次はどんな家がいいかなと想像が始まる。


日もだいぶ落ちてきたが風は変わらず心地よい。その心地よさが想像をより素敵なものへと連れてってくれる。


どんな暮らしを望んでいるんだろう。
どんな仕事を望んでいるんだろう。

効率を求められるこの世の中だけど私は、「効率が悪い」ことがすきなのかもしれない。



いつの間にか飲み終わっていた珈琲ゼリー。
珈琲の苦味を包み込んでくれるミルクの甘みがまるで、私の人生をまるごと包んでくれているようだった。





画像1