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息をころしてキツツキを追う!

キツツキ発見です!木々を行き交うあの飛び方はコゲラに違いありません。木の枝に沿うように行ったり来たりしています。今は、木を突いているわけではないようです。このあたりでは、木をつつく音を聞くことはあります。しかし、姿を見せてくれるのは珍しい事です。同じ「鳥」なのですが、キツツキやフクロウは妙に特別感が僕の中にはあります。

息をころして近づきます。逃げても仕方ないとダメもとです。サッと飛び立ちました。「やはりダメか」と思ったら、隣の木に留まりました。「ちゃんと姿が見れるかも」と思い、目を凝らします。すると、シマシマの模様がはっきり入ったコゲラでした。急にテンションが上がり、夢中になります。

人が森に入ると、そこにいた生き物はシンと静まります。逃げるものもいます。朝の森は鳥たちがにぎやかで、特に繁殖期の今ごろは、あまり脅かさないようにしたいものです。しかし人間は警戒すべき存在なのでしょう。しばらくは、こちらの様子をうかがっているかのように静まってしまいます。

でも、しばらくじっとしていると、また周りから色んな音が聞こえてきます。虫たちが動き、草むらがガサガサと音を立てます。鳥の声が元に戻ります。毎日自然にふれ、その中に溶け込む感覚を養うと、その元に戻る時間が短くなるように思います。きっと”気”を発しなくなっているか、調和がとれているか、そんなところなのでしょう。

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