夜の美術館
夜の美術館にご案内しましょう。そこだけライトアップされた朽木は、まるで箱庭のようです。そこだけで生態系が成り立っているかのような多様性を感じます。これが「美しい」ということなのでしょうか。
一部を切り取って見ることで美しさが際立ちます。風景をカメラの画角で切り取って見るのも同じです。美術館の額縁の内側にひとつの世界があるのです。
日の短い冬の頃は、朝夕は暗いことが多いものです。暗い中では、意外なものが美しく見えることがあります。ライトが当たったところだけがクローズアップされます。光の角度や色で雰囲気は一変します。
ライトを持って、防寒して夜の散歩に出かけましょう。そこは森の美術館です。深い森でなくとも、普通の草っ原でもいいのです。石垣や木の切り株は、絶好のオブジェです。
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