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自然に親しむ本を読もう

コロナの影響であれ、その以前でも、雨の日のメリットとして、「頑張って外に出なくて済む」がありますね(笑)晴れた陽光まぶしい日には、外で「おいでおいで」しているので、なかなか室内でゆっくりという心持ちにはなれません。雨が降って、選択肢が狭まると、割り切って室内で過ごすことが許せてしまいます。

さて、何をしましょうか、室内でできる自然に親しむ遊び。それもいいですね。溜まっている本を読むというのもいいです。自然に親しめる本や森の本をじっくり室内で読む時間というのもまたいいいものです。雨の音を聞きながらの読書は、また心も落ち着き、日ごろ得られない知識や感覚を得ることができます。

今日は、上の写真の「空と大地が私に触れた」(ジョセフ・コーネル著)を紹介します。「序」の書き出しはこうなっています。

私は、歩くことで木々よりも大きく育った
私は、はうことでカタツムリよりも小さくなった
私は、はばたくことで鳥よりも軽くなった
長い旅をして私は賢くなった
いま、私が何を知っているかを忘れ
森や池を先生として耳を傾け
ときたま町に帰るときは
言葉を話すことさえ忘れている
(引用:10ページ)

この書き出しで、この本の世界観が伝わります。自分自身が何物でもなく、自然そのものだという感覚を持たせてくれる感じがします。

読み物として自然に親しむ心が伝わるとともに、マニュアル的に使える側面も持っています。雨の日に読み物として、書かれていることをしっかり心に刻みながら読みましょう。短い文章の中に、深い思いがつづられています。また、日ごろ自然に親しむための方法が書かれています。辞書のように引いて、そこに書かれていることを実践するという使い方ができます。繰り返し繰り返し、毎日のように自然にふれることが、自分の感性を豊かにしてくれます。


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