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寒風雲雀囀姿無(かんぷうに ひばりさえずるも すがたなし)

ひばりが鳴く声を聴くと思い浮かべる風景があります。ポカポカと陽光が差す広い野っ原の、のどかな風景です。そこにピチピチと鳴きながら、小さな体が浮いている感じです。

またここでも暖冬の話になってしまうほど、今年の冬は特徴的です。ひばりの声を聴くのは、いつもだと早くて3月、もう寒さなどいつのこと?と思えるような、4月後半のポカポカ陽気の中で聴くイメージです。

車を降りた時、そのピチピチ声が聞こえました。嬉しくなり、そのホバリングしている姿を見たいと見渡します。どこにも見当たりません。辺りは、強めの冷たい風が吹いていて、とてもひばりのイメージではありませんでした。

今の二十四節気は立春、七十二候は「黄鶯睍睆」(うぐいすなく)です。「ウグイスが里山で鳴き始める頃」ということです。 今年ウグイスの群れをよく見たのは12月や1月です。季節の影響を受けやすい野生の生きものには大変な冬なのかも知れません。

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