予備予選通過
予備予選の演奏を聞き直していたら、
通過のお知らせが。
よかった。。
ここまで演奏能力の高い人たちの演奏というものに、
判定がくだるということに、なんと言うのか
コンクールというものの厳かさというか、厳しさを感じていたのですが。
。
10月にはまたかてぃんさんの
演奏を聴けるのですね。
それが嬉しくもあり、
心身のプレッシャーを心配するでもありで。
複雑です。
かてぃんさんはじめ、
多くの方はすでに知名度は高くファンも多いです。
コンクールの後もコンサートは目白押しです。
それでも審査員の審査を受けると言う、
ピアニストの方々の意気込みにただただ頭が下がります。
それとショパンコンクールの歴史と重みを感じざるを得ません。
皆様のご健闘を祈らずにはいられません
さて。
やっと落ち着いた気持ちで聴き始めた
予備予選。
すごくいい演奏だったと思います。
深くて、華やかで。
本場での演奏って、
聴く側の気持ちも変えるのかな。
時空を超えてかてぃんさんが
ショパンと同化したかのような
そんな気持ちになったり。
ショパンの悲しさや苦悩を思ったり
しました。
ショパンの人生は順風満帆では
なかったですから。
偉大な音楽家がその才能に応じた幸せを
生前に充分に、享受していない事実に、
昔は本当に憤りを感じることもありましたが
今はそんな厄災や苦難すら、
彼らの音楽性の深みを増すためのは神の
計らいだったのかと思うこともあります。
わかりませんが、、、
マズルカ、あまり聞き込んでいないものもありましたので
今回、じっくり、繰り返して聴いています。
ショパンについては、さらっとしか知らず。
最近、またお勉強中です。
幼稚園児の頃、家にあったクラッシック全集レコード、
のようなものを自分でかけて聞いて楽しむのが日課でした。
弦楽、オケ、管弦楽、室内楽、、
色々ありましたが、圧倒的に好きだったのがピアノで。
ピアノばっかり聴いていました。
ターンテーブルの上で放置されて
溝は白くなってしまっていました。
演奏者は中村紘子さんだったでしょうか。
解説の小冊子も好きでしたが、
王子様のように思っていた大好きなショパンが
病弱で男装の女性作家と恋に落ち、あげくにうまくいかなくなって、
というくだりに、心底がっかりしたものでした。
なにせ、幼稚園児でしたし。
でも今にオーバー50ともなると、
有り余る才能や、裕福とは言えないまでも
愛情に満ちた家庭での生まれ育ち
繊細で上品な性格。
きっと、魅力的な人物だったに違いないし、
実際、
苦境時にはいつも手が差し伸べられていたといいます。
とても愛されていた人だったのですね。。。。
今でも。
こだわりにこだわり抜いて作られた、
洗練された曲たちは、今も、あまりに多くの
演奏者たち遠を魅了しています。
このコンクールはショパンへの愛の披露の
場所でもあったような気がしています
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