どうしようもないから日記を書くか

今日は髪を切った。
毎月律儀に美容室に行ってたけど伸びた分を切るだけなら千円カットでいいじゃんということに最近気がついた。
自分には極端なところがあり、ここで髪を切ると決めたら冬場自転車が使えない時も数キロ歩いて特定の美容室に通うような性格なのでこんな簡単なことを全く思いつかなかったのは納得できる。

千円カットは坊主にする時しか使ってなかったので腕が心配だったんだけど、当然毎日切っているプロで文句をつけようのない出来だった。千円というのはあくまで客層を意識した業務スタイルであって腕の値段じゃないというのは少し考えれば分かりそうだが、どうも金額と価値を簡単に紐付けてしまう。

髪切りの気づきを得てから千円カットに行くのは2度目で、前回は出先で突然行こうと決めたので全く見つからずたどり着くまでかなり時間がかかってしまった。千円カットに限らず理容室ってどこにでもあるようでいざ行こうとなると案外近くにない。コンビニより多い設定はどこに行ったんだよ

今回は車で少し遠いスーパーの中にある所に行った。担当のおばちゃんに大学生だと伝えると息子が私の一つ下だったらしく、切ってる間はずっとその話をしていた。
正直お互い別に今この話をしなくてもいいな〜と思いながらしていたと思う。

美容師ってどのくらい話を聞き流しているんだろうか
手先を使う不可逆的な作業の割にフレンドリーな人が他の職種より多いように思える。それでいて真面目に話を聞けて会話できていたら多機能すぎるが、体が動きに慣れていて頭とは別に動くのだろうか。

美容師は数ある仕事の中でも嘘をつかれる回数が特に多い仕事だと思う。
長年の常連なら別だが、ふと入った理容室で自分のことを曝け出せる人なんてどれだけいるのだろう。
私は初めて入った理容室では会話の流れが整えば別に本当のことを一つも話さなくていいと思ってるし、実際3割くらいは適当なことを言っている
しかし美容師はもしかするとそういう気配を感じ取っているのかもしれない。
そういう時に刃物を持っているというアドバンテージは大きく働くのだろう。バズったツイートでたまに見かける「上司がいくら私を怒ろうが、私の家には生ハムの原木がある…」のような心理的アドバンテージを巧みに作り出す構文。
あれのように「本当に許せなかったらこのハサミでスパッと首を落とせるし、これくらいの嘘は許してやるか…」みたいに。
私たちは美容師のハサミの切れ味によって生かされている。

あと自分の見た目は大学生よりもおっさん寄りだと(特に今回みたいに髪がボサボサだと)改めて気づいたのでいい加減パーカーを着るのをやめた方がいいんじゃないかと卑屈なことを考えていたりした。
みなさんは服装や髪型をいつ頃から大学生基準から外す予定ですか。玄関の前に旗を掲げるなどして知らせてください。

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