本当の自分、私は在るだけの存在
モーセは次の言葉を残しています。「私はある」が私である(I AM that I AM)
言葉にすると、意味不明ですね。
今、自分だと思っている自分は、本当の自分ではなく、ただ「ある」だけの存在であり、エネルギーです。
親が生んでくれた体や性格は、本当の自分ではありません。
本当の自分は、胸のあたりに感じることができます。
今ある世界、自分だと思っている自分が意識でクリエイトした世界です。見たいようにみている、思い込んだ世界です。
こうなるに決まってる!と思えば、そうなりますし、人も状況もそのとおりに動いているように見えてきます。
もしも現状を変えたいとすれば、自分の意識を変えること。なぜなら意識こそが現実だからです。
あなたが意識することは、絶えずあなたのまわりの現象となって現れます。
自分だと思っている「自分」に対する今の考えを捨てて、新しい自分の資質をイメージしてみましょう。
今もっている信念、恐れ、不安やあらゆる制限は足かせとなり、あなたの意識を引きとめます。
現実化に足をひっぱり、諦めさせ、古い自分に留まらせるのです。
古い自分から新しい自分へと変わるライン。
古い自分を超えるには、現在の自分も、自分に対する考えも、すべて捨てなければなりません。そのためには今あるすべての問題や制限から意識をそらして、ただあることを感じてみてください。
意識を拡大させる方法
心臓のあたり(ハートチャクラ)に意識を集中させ「私はある」と心の中で唱え続けてください。
次第に意識が広がり、自分はただあるだけの存在、顔も体もないエネルギー体なのだという感覚。
ただ「ある」という感覚に没頭できたなら、
次は、そのエネルギーの状態のままの意識の奥底で、望んだとおりの自分になっていると「感じて」ください。
このとき、新しい意識にはじめて形があたえられます。
私たちの本質はエネルギーであり、パワーです。
もうすでに完璧なエネルギーをもっているのに、「ない」に意識を向けているのは、今自分だと思っている自分です。
本当の自分は、すべてあり、完璧なのです。
誰かに何かを言われて、自分だと思っている自分は傷ついても、本当の自分は傷つかない。
本当の自分は、ただそれを見ているだけの、傍観者の存在なのです。
ネガティブもポジティブもない、
どちらも統合した一つの完璧なエネルギーが本当の自分です。