人を育てるのではなく、育った人が働きやすい環境を作る

ホラクラシーなど人材開発の書籍を読みながら
いつも悩むのが、役割を担うスキル教育の部分の記述が少ないこと。

あっ、欧米では、
日本のような一括採用して育てるという考えはないね。
それが出来る人を採用するだけだった。
もちろんニュージーランドでも。
会社で学ぶのではなく、
会社は学んだことをアウトプットしていく場。
つまりは、その能力がない人は、
採用まで進まないということです。

そして、新しいポジションの空きは、
外部にも公開されます。
会社は会社の役割を果たすことが目的で、
その役割を責任もって担う人を募集するだけ。
そのメンバーが揃った上で、
組織開発の話があります。

日本のように、
何をやりたい、何の能力があるかわからない人を採用し、
何でもやるから自分の役割・責任が何なのかわからない。
責任を取ることからも逃げてしまう、ではありませんね。
知識は自分のものになるから、外部で学んでくる。
それを実践で生かしていくこと。
その連続こそがキャリアアップなんですよね。

この考え方の差が
ホワイトカラーの生産性の差。
(これが必ずいいとは思っていませんが)
学ばない人はずっとそのポジション。
だから、何歳になっても学びなおしています。
落ち着いたら私も大学に行きたいのだけど、なかなかこれが。
実務と学問は相互に行ったり来たりすると、
大学で教わった先生がおっしゃっていたのはこのことか!

海外で当たり前だと考えていることは、
日本では当たり前ではありません。
でも、その前提で書かれていることを鵜呑みにすると、
大事な何かが欠けてしまいます。

マーケティングの書籍は、
大部分は大企業向けに書かれているもので、
中小零細企業は、違った闘い方が必要です。
そんな本の中での当たり前と、自分の思い込み
きっちり頭の中で翻訳していかないといけませんね。
さて、これから自分のチームをどう作るか?

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