野党と上岡龍太郎とダウンタウンにとっての弟子
先日、上岡龍太郎さんが亡くなられた。私は上岡龍太郎さんが好きだったので訃報のニュースを聞き、上岡さんに笑わせてもらったり、感心させられたりした事を思い出していた。
「テニスする奴は性格が悪い。相手が打ちにくい所へボールを打つなんて、ボクにはそんな事できない。僕は性格が良いから相手の打ち易い所へ打ってしまう。」等、笑わせてもらったが、感心させられたのは若かりしダウンタウンへ送ったアドバイスである。
「弟子はとったほうがいいよ、自分のために。例えば弟子に、『新人やったらネタを月に一本は作れ』って言ったら『師匠は?』って思われる。人に言うのは自分に言うのと同じや。君らみたいに売れてしまったら説教してくれる人はいなくなる。そのために弟子をとって、弟子にする説教を自分は常に出来ているか確認するために。」とアドバイスしていたのである。
先日、紀尾井町戦略研究所株式会社という所が実施したアンケートを発表していた。
「野党を支持できない理由」の回答で一番多かったのが、「他党の批判ばかりしているから」だった。
よく言われている事である。
なぜ実行しないのだろう?
与党の暴走を食い止めるるためだと野党は言う。
しかし批判は他の野党もしているので一つの野党が批判をしなくなったからといって、批判がなくなる事はない。
せっかく国民が「説教」してくれているのに何故聞き入れないのだろう?
給料を上げる、物価高に対応する、少子化を食い止める・・等は国民の声を聞くのに何故か「他党の批判をしない」は聞き入れてもらえない。賃金、少子化問題なんてなかなか解決できない問題には対応するのに、すぐに解決できる「他党の批判はしない」には対応しない。
ダウンタウンは弟子をとるまでしないと自分たちの改善点が見えてこないのに比べたら野党なんていくらでもすぐに出来る改善点があるのに・・・
ちなみにダウンタウンには弟子みたいな存在がいた時期もあったみたいです。
上岡龍太郎さんのご冥福をお祈りいたします。
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