情報の操作

皆さんこんにちは。oiです。
今回は情報の操作という題材に考えてみたいと思います。

大学で様々な方と会話していくなかで、ある大学の研究員さんが「クライアントの要望にあわせて情報を変えることができる」というような事を伺いました。
私も少し考えたのですが、確かに条件を付けたり工夫したら情報を操作できると考えるようになりました。これは実際に情報を操作するわけではなく、実際のデータを用いて印象を操作するという話です。

では本題に入ります。
今回は以前わたしがnoteで紹介した日本の識字率において情報操作をしようと思います。
https://note.com/controversl_oic/n/n47141939306a
この記事で紹介しているのは、世界の約190ヶ国の識字率と比べた日本の識字率を引用しています。
この場合日本の識字率は高いという旨を記しましたが、今から日本の識字率は低いという情報に操作します。

短的にその方法をいうと、先進国の諸外国と比較することです。こうした場合、識字率99.9%の国もあるとことがデータで示されています。日本の識字率は98.4%なので、諸外国よりも低いという情報にもなり得ます。
このように、データの上位層のみに焦点を当てた場合に、日本の識字率は低いという情報操作ができます。
更に、この情報を提示するときに大雑把に「世界と比較した日本の識字率」というタイトルにすれば嘘はついていないことになり、あたかも日本の識字率は低いという情報に成り代わります。

この例は極端な例ですので、流石に違うだろうと分かる人も大勢いると思いますが、これが識字率ではなく専門的な分野になるとどうでしょう。一転して信憑性は上昇します。見方を変えて、言い方を変えるだけで情報は全く異なる情報に変化してしまうのです。
情報を提示された時に、前提条件を見抜いたり見方を変えてみることができる方は情報リテラシーが高いと言えます。
皆さんも是非この様に情報を精査することをしてみてください。

最後までお読みいただき有難う御座いました。

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