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国立大学准教授の現実2023
東大助教の現実2022というのが流行っているので、それに乗っかって記事を書いてみます。
まず、研究者キャリアとしては、26歳から17年目ということになり、65歳定年とすると残り22年ということで、あと2~3年で折り返しというところでしょうか。
現実問題として一番ネックになっているのは視力の低下と老眼です。多分、視力の問題に起因して研究力が右肩下がりになっていくと予想しています。
他方、研究におけるバランス感覚は、年と共に良くなっていると思います。これまで行った研究に多様性がある分、1つ1つの理論に対するこだわりはあまりありません。このこだわりの無さが良い方向に向いていると思います。
今からの20年間をどう過ごせばよいでしょうか?歳を取ると、経験からものを言います。口は出ても手を動かさないという、そのような過ごし方で良いのでしょうか?適切に口を出すというやり方もあります。適切がどこかは難しいところですが。
功成り名遂げて身退くは天の道なり(老子)
老眼の話のついでに、老子の言葉を載せておきます。言葉の通りだと思います。
恐らくは、若い研究者へのサポートをするというのが、自分自身にとっての全体最適になるようなときはそう遠くはないと思います。将来的に、対象となる若手に利が乗るような口出しができるような立場になれればと思います。
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