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Vol.80 2024年7月19日

先週は為替介入がありましたが、皆様のポートフォリオはいかがだったでしょうか。

1時間で1円以上下落したらドル売り、下げ止まったら買い。
という雑な手法でも全然介入の度に儲かっている人はいるのではないか?というほどの分かりやすい値動き。

7末で退任される神田さんも最後に一発行きたかったのか、などと素人意見ではXにて持て囃されてますが、スーパーエリートですからね。
ネットのおもちゃにして良いほどの人では無いですから。

それにしてもこれだけ為替が乱高下するのは通貨としてどうなのか。

ビットコインに勢いのあった2019年ごろ、よく言われていたのが

「通貨を置き換えたいなら安定しないと。」
という事でした。

BTCは今でも不安定で投機対象ですが、日本円も全然負けていません。

そう言う意味ではボラティリティがあれば投資家は群がります。

しかし通貨としてはちょっといただけません。

最近、円安の影響プラス、SHEINやTEMUの影響で航空貨物代金が上がってるのか、中国からの輸入品の送料の上がり方が酷いんです。

いよいよ通過危機の日本。

歴史を振り返ると、

1997年7月より、タイを震源としてアジア各国に伝播した自国通貨の大幅な下落および経済危機を「アジア通貨危機」と呼びます。
1997年5月中旬、ヘッジファンド等の機関投資家によるタイ・バーツの大量の空売りを受け、タイ中央銀行はドルペッグ制の維持(バーツ防衛)のためバーツ買いの為替介入を実施します。しかし外貨準備のドルが枯渇し、7月2日、ドルペッグ制から変動相場制(管理フロート制)への移行を強いられた結果、バーツは対ドル相場で急落してしまいます。
バーツが一斉に売られたのは、米国のドル高政策に連動してバーツも高くなり(ドルペッグ制のため)、タイの輸出が伸び悩み始めてもさらにバーツ高が進行したことに対して、投資家から過大評価ではないかと疑われたためです。
通貨の急落は、同じくドルペッグ制を採用していたマレーシアやインドネシア、韓国にも波及しました。タイ、インドネシア、韓国はIMF(国際通貨基金)や世界銀行、アジア開発銀行等の支援を受けることになります。支援の条件としてIMFが課した緊縮財政や高金利政策の結果、これらの国々はマイナス成長に陥り、タイとインドネシアでは政権交代に至りました。IMFによる改革案の妥当性は疑問視されたものの、これらの国々において低インフレによる純輸出の拡大等により、1999年にプラス成長を回復しました。
危機後、アジアでは再発防止のための地域金融協力の動きが活発化しました。

国際通貨研究所

1997年、僕はまだ小学生になってないくらいでしょうか。香港に旅行でいて、ハリーポッターと秘密の部屋を読み聞かせて貰ったのは覚えており、多分日本円はその頃穏やかだったのでは無いかと推察します。

日本の外貨準備高は世界第2位で2024年1月末時点で約1兆2918億ドルほど有るそうなので、ざっくり200兆円(1ドル160円)くらい有るので、まだまだ介入できなくは無いですが、焼石に水。

僕は引き続き大統領選が終わるまではポートフォリオの7割くらいをドル建てで持っておこうかなと思います。

前置きが長くなりましたが、

今週はQAをいくつか頂きましたので、そのお話をしたいと思っています!

スタエフ(stand.fm)のDMやメールありがとうございました!

引き続き募集もしておりますので、よろしくお願いします。

1.QA

①(…中略)ついにロレックス買えました!気に入ってはいるのですが手元のお金に余裕がある方ではないので売りたいのですがどこで売るのがよろしいでしょうか?

この混迷を極める時代、ドルよりも時計に替えておくのは全然ありだと思います。

その上で、投資対象として時計を見ると、売り時も難しいのですが、間違いなく市場価格で売ることのできる方法はあります。

再現性もある、それは

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