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自分の可能性を広げてきた私が、ContractSの世界観に惹かれたワケ。

ContractSを代表する社員が、半生を語るコラム『ContractS わたしの履歴書』。登場する社員は、セールス・エンジニア・デザイナー・バックオフィス等の多岐にわたります。それぞれの分野で後世に残る仕事を成し遂げようと日々奮闘するContractS社員。彼ら彼女らが自らの言葉で語る努力や想い。読めばきっとあなたに役立つ何かが得られるはずです。

COO (Chief Operating Officer)
■武藤康司(むとうこうじ)
趣味:娘と遊ぶ・犬とランニング・SF小説と映画

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小さい頃から釣りに没頭し、「どうやったら釣りが上手くなるか」にどこまでもこだわり続けた少年時代。その探究心は、気づけば自分の大事な価値観になっていった


私は宮城県・石巻市で生まれ育ちました。土地柄もあり、小さい頃から友達とよく釣りをしているような、釣り少年でしたね。

当初は、釣れた瞬間の嬉しさを求めて楽しんでいましたが、次第に、「どうやったら釣りが上手くなるか」に対して一生懸命になり始め、のめり込んだ記憶があります。例えば、針の大きさや糸の長さを工夫し、魚が釣れやすくなる仕掛けを作ったり、新聞の潮見表に載っている干潮・満潮のグラフを見て、どのタイミングにどの場所で魚を釣るのが良いか、などを分析しながら試行錯誤していました。

なぜそういう性格になったのかというと、家族の影響が大きかったのだと思います。私は歳の離れた兄とその友達数人とよく一緒に遊ばせてもらっていたので、自然と「お兄ちゃん達の難しい話についていきたい」という向上心が身についていったのだと思います。

また、釣りから始まった探究心は、小学生になってからも「図工」という形で表れました。特に、作りたいものを自由に決められる夏休みの工作は最高に楽しかったですね。

今振り返っても、釣りと図工にのめり込んだ少年時代の経験は、間違いなく、「工夫と試行錯誤を重ねて着実に結果を出していく」という後の私の仕事のやり方に活きた出来事だったと思います。

持ち前の探究心はスポーツと勉学にも活き、自分をどんどん成長させてくれた。文武両道をスローガンとする進学校で挑戦したウェイトリフティングは、特に自分のメンタル強化に繋がった。


一人でいるときは物づくりに没頭しつつも、学校でみんなといる時はスポーツも楽しんでいました。当時は漫画の「スラムダンク」が大ブームだったので、バスケットボールのクラブ活動に入りました。

ここでも自分の探究心の強い性格が自然と行動に表出し、常に100%を出し切る練習熱心な態度が功を奏してか、小学校6年ではキャプテンを経験させてもらいました。また、バスケ部は先輩に対しての礼儀を重んじる縦社会だったので、歳の離れた兄や兄友達との交流がコミュニケーションに活きたことも大きかったかもしれません。

バスケは中学まで続けましたが、高校で地方の進学校に入ったことを機にその情熱は進路を考えることへとシフト。というのも、この進学校は、「質実剛健 進取独創 自ら進運を開拓すべし」というスローガン にも表れているように、進路支援に対して熱心な教育方針を掲げていることもあり、将来に向けて熱心に勉強する学生が集まる刺激的な環境だったんです。自分もここに所属してる以上は本気で頑張ろう!と意気込んでいたので、意識的に多くの時間を勉学に費やしましたね。

一方で、文武両道でありたいと思っていた私は、「勉強時間も確保しながら部活で成果を残せる」という売り文句で有名だったウェイトリフティング部に、先輩に誘われて入部。それまでは筋肉トレーニングは気合と根性でやるものだと思っていたのですが、全く違っていました。例えば、何かを持ち上げる動作一つとっても、「腕の力で精一杯持つ」のと「できるだけ体の近くで持つ」のとだと、かかる負担が全く違うんです。この様な技術的な話はまさに少年時代からの探究心を刺激するもので、どうしたらより重いものが楽に持ち上げられるようになるかをひたすら研究する日々でしたね。理論に従って練習したら、結果も自然とつくようになり、インターハイにも出場できたのは良い経験でした。

今振り返れば、バスケがコミュニケーション力やリーダーシップを身に着けるチームスポーツであったのに対し、ウェイトリフティングは「ひたすら自分のメンタルを鍛える」個人スポーツとして後の自分に活きた経験だったと感じます。

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大学ではビジネスに活きる様々な学びを広範囲に習得。「試行錯誤して成果を生み出す物づくり」に携われる広告デザインの仕事を進路に選んだ

大学は、宮城大学の事業構想学部・デザイン情報学科を選びました。ここは学部の中でも、ビジネスで活きる様々な学びを詰め合わせたような人気の学部で、Webサイトの基礎やプログラミングなどの理系の学問領域はもちろんのこと、簿記や空間デザインなども学びました。

特に私は、デザインの領域に強く興味を惹かれました。卒業制作では建築の中にグラフィックデザインをプログラミングで取り込む、今でいうプロジェクションマッピング的なものを研究していましたね。

就活の過程では、「デザイン」を軸にできることと、昔から大事にしている「自分で試行錯誤して成果を生み出す物づくりに携われる」ことがピタリと一致した広告デザインの仕事につくことを決めて取り組みました。結果として、自らがスピーディーに成長できると感じた、デザイン部門を持つ印刷通販会社を就職先に選びました。

ベトナムでのオフショア事業の立ち上げで乗り越えた、言葉と文化の壁。その後も、デジタルマーケティングやコンサルティングなど、自らに足りないものを積極的に埋めていくキャリアパスを辿っていった


1社目では、最初の3年はグラフィックデザイナーとしてクライアントに提案する広告デザイン業務に従事。厳しい上司にデザインのいろはを叩き込んでもらいながら、大学のパンフレットや化粧品の広告制作などに取り組みました。

特にデザイナーとしてのスキルアップの起点となったのは、ベトナムでのオフショア事業の立ち上げです。言葉や文化の壁を乗り越えて、ベトナム人に日本の広告をデザインしてもらうディレクションをするのは、なかなか大きなチャレンジでしたね。その後はWebデザインチームで、Webサイトディレクションからデザイン・開発まで一通り学びながら手掛ける幅を着実に広げていきました。

2社目は、「直接自社サービスのWebデザインに関わりたい」と思ったタイミングで、ちょうどWeb事業に力を入れ始めていると聞いた東洋経済新報社に魅力を感じて入社。東洋経済の中立的な立場から経済を論評し社会に役立つという120年以上続くビジョンにも惹かれましたね。デジタルマーケティング部門で、Webサービスのローンチから、新規事業開発、コンテンツマーケティングなど、記者や編集者と一緒に切磋琢磨しながら、様々な経験をさせてもらいました。

3社目は、事業やプロジェクトを進めていくにあたって自らに足りないものを実践で埋めていきたいという想いから、アクセンチュアに入社。コンサルティングスキルが身についたのはもちろんのこと、「一つひとつの問題を着実に解決しながら、楔を打つように確実に前に進んでいくこと」「事象を整理し問題を見つめて対処する課題解決能力」「ステークホルダーを納得させる交渉力」など、泥臭さが求められる仕事に対する力が着実に身についたことが何よりの貴重な経験でしたし、システム構築におけるクラウドソリューションとしてインフラ面の知識・経験を拡充できたことも自分の強みのひとつになりました。

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ContractSでは世界観の拡張や新機能開発を手掛けるスクラムチームのプロダクトオーナーに従事。まずは契約業務のワークフロー機能を十分価値のあるものにし、ゆくゆくは世界に誇れるプロダクトに育てていきたい


ContractSを知った始まりは、代表笹原からのスカウトメールでした。まず目を引いたのは、ContractSのコアValueである「すべては顧客の課題解決のために」ですね。もともと私は、デザイナー時代から「ユーザーの課題をどう解決していくかにフォーカスすることこそ最善のアウトプットを生む」と信じて仕事をしてきたので、この言葉を何よりも大事にするContractSには初めの時点から強い親近感を感じていました。

そんな中で志望度をさらに高めるきっかけとなったのは、面接を重ねる中で、プロダクトオーナーのポジションはどうかという打診を受けたこと。当初はUI/UXデザイナーでの応募だったのですが、「プロジェクトの企画から開発まで幅広く携われるポジション」としてこれまでの経験をフルに活かせることが非常に魅力的に感じ、また、その様な大きなチャンスを私に託してくれようとしているContractSの誠意に心が動かされ、数ある転職候補先の中からContractSを選ぶことにしました。

現在、ContractSでは「Trinity」チームという、プロダクトの世界観の拡張や新機能開発を手掛けるスクラムチームのプロダクトオーナーとして、プロダクトマネジメント業務に従事しています。

面談時も感じましたが、入社して数ヶ月経った今も、ContractSのメンバーの人柄に対する好印象な部分は変わりません。プロダクトオーナーは日々いろんなチームとのスムーズな連携が特に求められる仕事ですが、ContractSでは柔らかい雰囲気を持っている方が多いので、気持ちよくコミュニケーションが進められています。

今後、ContractSで掲げたい私の目標は、まず第一歩として契約業務のワークフロー機能を十分に価値のあるものにしていくこと、そしてゆくゆくは世界に誇れるプロダクトとして育てていくことですね。そのために、部署間でのコミュニケーションをしっかり行いながら、成果を最大化していけるよう、工夫しながら一歩一歩、着実に邁進していきたいです。

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