中立化と非軍事化

中立化、かぁ。そもそも、元々NATOに加盟している訳でもないのに、なんで中立化なんだ?なんていう話があったが。
中立化、と言えば、neutralization か?

思い出すのは、中学校の理科の実験。(いや、実験じゃなくて、教科書に書いてあっただけかも。)
濃塩酸と濃水酸化ナトリウムを混ぜると、濃い食塩水になる。強酸と強アルカリが混ざって、neutralize して、全然危険性がなくなる、なんてのがあったなぁ。

そもそもプーチンが求めているのは、「中立化」であって、「ロシア化」じゃない。
もし、ロシア軍の兵士が10万人いるとしたら、米軍とかNATO軍の兵士が10万人いなかったら、「中立化」できないんじゃなかろうか。

「プーチンさん、本当に中立化ってことでいいんですね。」と念押ししてから、ロシア兵と同数の西側の軍隊に入ってきてもらって、一気に「中立化」する、なんていう、プーチンからの提案、願ってもないんじゃなかろうか。

それと、あと「非軍事化」かぁ。

ロシア軍が10万、西側の軍が10万で「中立化」したとしたなら、いっそのこと、ウクライナには「非軍事化」の条件も呑んでもらって、ウクライナ兵の皆さんは軍隊を離れて、国土の再建に専念してもらうとして、「当面、軍隊は持ちません!」なんてのも、アリかも知れない。

非軍事化ってことならば、ロシア軍や欧米軍が武器を持つのは、まぁ、軍隊の性質として仕方ないとして、ウクライナ人には、反ロシア派、親ロシア派を問わず、ウクライナ人(軍人はいないはず、だから)に武器を供与したなら、それは全て「停戦合意違反」として厳しく罰することにする、と。
これも、他ならなプーチン自身が、「親ロシア派の民間人」への武器供与も禁止するような提案をしてきているのだから、乗らない手はない、気がする。

プーチン提案を丸呑みしてもいいんじゃなかろうか。その代わり、ロシアには、破壊されたインフラ復興に金銭でもいいし、労働奉仕でもいいから、全責任を持て、と提案する。そういう、プーチン提案を丸呑みした上で、ウクライナの要求を提示する、バーターの交渉が成立するような気がした。

どんなもんなんでしょうかね?

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