マーフィーの法則

情報系の人間は、結構この法則に直面してる気がする。どこに根拠があるのかわからないけれど、なぜか、当たってる気がする。
一番「これは真理だ!」と思えるのは、例えば「起きて欲しくない事象は、必ず起きる」だろうか。

論理パスで、確率的にはかなり低いだろうと思っているものの、気にはなってる。ただ、完成を急かされたりすると、そうした「リスク」を潰している余裕もなくて、「たぶん、大丈夫だろう」的に目をつぶってしまう。そうすると本番投入のステップになってから、現場から「こんなことが起きました」的に連絡が入ったりする。

ここで、うっかり「あぁ、やっぱり」なんて言おうものなら、「わかってたのなら、なんで対処しなかったんだ」と責められる。「そりゃぁ、完成を急かされたからでしょ!」なんて言う反論ができる訳もなく、ただひたすら、「すみません、対応が漏れてました」的に言い訳タラタラで・・・
恐るべし、マーフィーの法則。

漠然と、わかっちゃいる。こういう場合に、こういうことが起きる「可能性がある」。ただ、組み合わせ的に、滅多に起きないだろう、などと自分に言い聞かせて「完成」を急ぐ。(出口まで、一本通っていないと(仕上がっていないと)気が気じゃないから、先を急ぐ。)そうすると、起きちゃう。

誰が言い出したんだろう。って、マーフィーさんか・・・(天然ボケ!)

ロシアが「電子戦」をウクライナ東部で本格展開 初期の消極姿勢から一転
https://newsphere.jp/world-report/20220606-2/

AP通信は「ウクライナの戦場では、携帯の電源を入れるという単純な行為が(弾薬の)死の雨を降らせるきっかけになることがある」と解説している。

◆なぜか使用控えたロシア
 アメリカ軍のデータによるとロシアは、衛星の信号やレーダー誘導兵器の動作などを160キロ先までかく乱できる「クラスハ-4」や、ドローンの妨害も可能なより高度なシステム「ボリソグレブスク-2」などの車両型妨害システムを保有している。これら強力な兵器を対ウクライナ戦で積極的に導入してこなかった経緯は不明が、テレグラフ紙は、アナリストによる推論を掲載している。それによると、兵士の訓練不足で適切に運用できない懸念があったほか、電子戦車両がウクライナ側にろ獲されることをロシア軍が恐れていた可能性があるという。

https://newsphere.jp/world-report/20220606-2/

ロシアの2025年に向けた電子戦能力
電磁波スペクトラムにおける NATO の挑戦

ロシアの電子戦
システムは、携帯電話を含む敵の通信伝送を探知し、砲撃を行うための目標情報を提供する。さらに、敵の携帯電話ネットワークを混乱させ、データを送信することによって、ウクライナの要員が電話でネガティブテキストメッセージを受信し、士気を損なうことを目的としたケースもあった 104)。このような心理戦と電子戦の統合は広範囲に及んでいないかもしれないが、確かに散発的に、またかなりの数の対テロ作戦要員の間で起こった 105)。
104)Author interviews with Ukrainian EW specialists, Kyiv, May 2017. It is unlikely that this could have been carried out on a wide scale, but rather it used deployed EW assets to target pockets of resistance. Equally, targeting enemy mobile phones in this way may also imply Russian access to sensitive Ukrainian military personnel details.
105)See “Electronic warfare by drone and SMS:How Russia-backed separatists use‘pin point propaganda’ in the Donbas”, Atlantic Council’s Digital Forensic Research Lab,May 18,2017, https://medium.com/dfrlab/electronic-warfare-by-drone-and-sms-7fec6aa7d696 (accessed July 10,2017).

いわゆる携帯電話なのか、いわゆるスマホなのか。800MHzあたりの帯域なのか、2〜4GHzあたりの帯域なのか。

ざっくり言わせてもらうなら、いずれにしても「携帯の電源を入れるという単純な行為が(弾薬の)死の雨を降らせるきっかけになることがある」のは、技術的には理解できるけれど、まず第一に、民間人が退避している場所、などを標的にしてしまう危険性も相当になくはないか?と思った。

場合によっては、親ロシア派の住民の住居をミサイル攻撃してしまう危険もあるように思える。だとしたら、「攻撃用」にシステムを用いたなら、親ロシア派のロシア離れを加速するようにも思える。そうでなくても、民間施設を攻撃したなら、「ロシアによる戦争犯罪」の積み増しになるだけのように感じられてならない。
戦争犯罪かまたは損害賠償としてか、わからないけれど、いずれにせよ、戦闘を有利に進めるために、益々「戦争犯罪」行為を積み増すだけ、のような気がする。

黒海でイルカが大量死 ロシア軍艦の低周波原因か
https://news.yahoo.co.jp/articles/b32d4b74ec6f4ebf6457682d1a2e8f177603a27d

なんとなく思うんだが、イルカは「音」で情報を得ているから、慢性的にソナーなんて使われたら絶滅するんじゃなかろうか。イルカ以外の海洋生物にも影響は出ているのかも知れない。黒海が死の海にならないことを祈る。

で、携帯電話などの電磁波が、脳に影響を与えるという話題があった。出力レベルとして、基地局との通信程度の出力ならば、実質的に「無害」と言うことで決着がついているように思うけれども・・・

衛星の信号やレーダー誘導兵器の動作などを160キロ先までかく乱できる「クラスハ-4」や

https://newsphere.jp/world-report/20220606-2/

第二に、こちらが主題だけれども、160キロ先まで、って、どれだけ出力が大きいんだ?距離の二乗に反比例するはず、だから、直近ではどれだけの電磁波を浴びてるんだろうか。しかも、マイクロ波領域。電子レンジの周波数は、水の分子の振動を起こす。人体の6〜7割は水分だから(歳をとると、カサカサになってきて、水分量が少なくなり、影響を受けにくくなる?かも知れないけれど・・・)2.4GHzだけはかなり危険性が大きい。ホワイトノイズなんて話になると、満遍なく周波数成分を含んでいる訳だから、そこそこ人体にも影響が出るような気がする。
それに、比率は少なくても、水の分子運動の誘発のような現象は、別の特定の周波数で別の特定のアミノ酸などに影響を与えている可能性もある、と思う。これは個人的な「仮説」で、常識的な知識ではない、けれど、生体の導電特性のガンマ分散は水の分子に起因するとされているけれど、この領域では他にも周波数ごとにアミノ酸、官能基などごとの「励起周波数」が含まれているんじゃないか、と思う。

何が起きるんだか、と思ってしまう。設置されているのがロシア領内なんだか、親ロシア派支配地域なんだか、わからんけれども、壮大な人体実験のような気がする。逆に言えば、これで何も問題が起きなければ、「携帯電話やスマホを使うと脳が損傷する」なんて言う指摘は、ほぼ100%否定される気がするけれど。

チェルノブイリでは、ロシア兵が塹壕を掘って、数日だか十数日だかで軒並み体調不良を訴えた、らしい。そんな短時間で影響が出るって言うことは、相当に放射線を浴びているはずで、もしかしたら今頃、すごいことになってるんじゃないか、っていう気がする。知らないってことは恐ろしい。

この「電子戦」用の兵器、最大出力で使用した際に、周辺住民にどんな影響が出るのか、極めて興味深い。何も影響が出ていないなら、逆にいえば、空間の電磁場があまり人体に影響を与えないことの証明にもなる、気がするけれど。

ただなぁ・・・プーチンに感化されているロシア兵の場合には、脳に損傷を受けても、全く変化が見られないかも知れないから、あまり実験にはならないかも知れない。

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