ウィンカー

誰がみても危険な運転をしてしまった。この私が・・・ちょっとショックだ。

右折レーンのない交差点で、右折しようとしていた。後続車が何台も詰まっているのだけれど、直進の車が途切れない。そこへ、一台、左折のウィンカーを出している車が交差点に侵入してきた。
私自身は、とにかく後ろが詰まっているから、その「左折ウィンカーを出している車」に後続する直進車の進路の邪魔にならないように、その左折(するはず)の車のすぐ右後ろの位置から、右折側に入って、すぐに交差点を出たかった。

ところが、その左折ウィンカーを出している車、当たり前のように直進してきて、危うくぶつけそうになった。ちょっと右に向けて動き始めたところで、対向車の直進に気づいて、一応はすぐに止まれたのだけれど、女性の運転手さん、まじまじとこちらの顔を見て、通り過ぎていった。マスクしていなかったからなぁ・・・私も相手の顔を見たけれども。驚いたような、怒っている感じはなかったんだが。いや、だって、あなたが左折のウィンカーを出していたでしょ?と思ったんだが、確かにウィンカー、点滅していたよなぁ・・・気のせいだったんだろうか。

ふと、思い出したのは、似たようなことを数週間前にも一度経験している。それは、スーパーマーケットの出入り口で、左折ばかりではなく、右折で出る車も少なくない。普段は、スーパーマーケットに入るために、左折してくる車が少なくないので、そのタイミングに合わせて右折で隣接道路に出ることもある。ところが、その時は、左折のウィンカーを出しながら隣接道路を走行している車が、スーパーには入らずに直進してきた。その「直進車」にしてみたら、スーパーには入る気はなかったけれど、スーパーの入り口を通り過ぎたところにある交差点で左折するつもりだったんだろう。こちらは、かなり高齢の男性。(最近、私も他人のことは言えなくなってきた。もう、高齢者だものなぁ。)私自身、若干右折で出る準備で、完全に足はアクセルにかかっていた、けれども、左折にしては全く減速しないので、慌ててブレーキを踏んだ。1m位、頭が道路に出ていたと思う。その直進車は、私の車を避けて、少し膨らんで、事なきを得たけれど、相手が避けてくれなかったら、完全に追突していたと思う。私の側の危険運転、ということになると思う。

2回目。私の側が悪いのは、相手はウィンカーを出しているけれども、その場で進路変更する訳ではなく、直進の可能性もあった、のに、完全に進路変更すると決めつけて、その想定で勝手に相手の進路を予測して、まだそうなっていない「相手の進路」に合わせて、車を動かしてしまった、ということだろう。対向車や周囲の車のウィンカーが、自分に都合のいい右左折だと勝手に解釈するのは、こんなにも危険なのか、思い知った気がする。
「二度あることは三度ある」にならないように、これは、もう、自戒するしかない。ウィンカーを見た瞬間に、勝手に進路予測してしまう、これは私の悪い癖なんだろう。絶対に、その「ウィンカー」を鵜呑みにしてはならないと、肝に銘じないと、と思う。病院などの現場でよくいうところの「ヒヤリ・ハット」だった。状況によっては、一歩間違えれば死亡事故、ということにもなるかも知れない。

ただ、やはり、こんなことは思う。「ウィンカー」を出すのならば、周囲の車が「ここで曲がるんだろう」と予想できるようなタイミングでは、出して欲しくない。スーパーの入り口など多くの車が左折する場所で、いくらその先の交差点で左折するつもりだったとは言え、スーパーの手前からウィンカーを出していたら、こちらも「あの車、スーパーに入るんだな」と解釈しがちなのは、避け難い気がする。交差点の手前のウィンカーも同様で、その交差点で左折するんだろうと、やはり普通は解釈するような気もする。

ただ、2回も立て続けに経験して、さすがに懲りた。(まだ、事故ってはいないけれど。)とにかく、相手のウィンカーを鵜呑みにするなと、自戒して運転しようと、必死で自分に言い聞かせている。

いわゆる「ヒヤリハット」かなぁ(ご存じない方は、「ハインリッヒの法則 ヒヤリハット」で検索して見てください。)という気がするので、経験をシェアする意味でも、書いてみました。

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