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「人生は、いつだってやり直せる。遅いなんてことはない。」

2020/11/19 ドラマ記録no.14「フリーター、家を買う。」

現在、再放送中のこのドラマ。
今日は第5話が放送されまして、
なんか刺さる言葉があったので、ここにまとめていきます。

リアルタイムで放送されていた時も、
しっかり見ていたくらい、とても大好きなドラマです。

実は、原作から好きでした。
私の大好きな有川浩さんが原作を書いています。
言葉の言い回しとか、笑いと感動の展開の仕方が本当に上手で、
私は完全に有川さんの虜になっていますね。

では、このドラマについて書いていきたいと思います!


ドラマについて。

フジテレビ10月期の火曜21時枠のドラマは『フリーター、家を買う。』。
主演は、二宮和也。
二宮が演じるのは、3ヶ月で就職先を辞めた、
夢なし、貯金なし、かい性なしのフリーターだったが、
とある出来事をきっかけに仕事に対する思いや、
家族再生の希望をみつけていくという武誠治役を演じる。
ヒロインには香里奈。
二宮演じる誠治が働くことになる、
土木現場で出会う明るくたくましい先輩で、
誠治が「もう一度、立ち上がろう。」
と思うきっかけになる千葉真奈美役を演じる。

原作。

原作は、第10回電撃小説大賞でデビューした有川浩。
代表作の「図書館戦争」は、
「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位となり、2007年度本屋大賞で第5位を獲得。
「図書館戦争」シリーズ(6冊)は累計125万部を売り上げている。
そして2009年秋に出版された「フリーター、家を買う。」は
堂々のベストセラーとなった話題作だ。

あらすじ。

3ヶ月で就職先を辞め、
その気になればいつでも働けるという甘い考えのまま家にひきこもって、
だらしない生活を送っていた誠治(二宮和也)だったが、
ある日母親がうつ病をわずらっていることを知る。
母親・寿美子は、無関心な家族の態度や近所からの陰湿ないじめに
静かに耐え続けた結果、かなり重度のうつ病にかかっていた。
家族のサポートや、ストレスを排除することが重要だと
医者から言われるが、
典型的な企業戦士だった父親・誠一は、その事実を受け止めきれず、
母を気遣うどころか、家から逃避してしまう。
母の一番の理解者である誠治の姉の亜矢子は、
数年前に埼玉の開業医に嫁いでおり、
嫁ぎ先での人間関係や息子の育児に悩みは多いものの、
自分が出た後の武家を、そして自堕落な弟をとても心配している。
そんなふがいない長男・誠治に、突如現実が押し寄せる。
「ひょっとして、オレが大黒柱!?」

しかし誠治の就職活動は失敗続きで、
ドロップアウトした者に対する社会の厳しさを思い知る日々が続く。
生活の為と、とりあえず給料の良い土木工事現場での肉体労働のバイトを
始めることにした誠治。
そこで生き生きと目標に向かって明るくたくましく働く
千葉真奈美(香里奈)や上司に出会い、
「人生」や「働く」ことの意味に気付かされる。
自分には「このためにがんばる。」という目標が必要だと考えた誠治は
「フリーターだけど、オレは家族のために家を買う!」事を決意。
無謀ともいえるこの目標ははたして、達成できるのか? 
バラバラだった家族はひとつになれるのか? 
誠治の人生再出発がはじまった。
 「人生」はいつだってやり直せる!今からでも遅くない。
気付いた時から、がんばればいい!
温かくて優しい家族の本当の再生がここにある。
「家族ってこんなにも、いいものなんだ。」と気付かせてくれる
21世紀版新しい社会派ホームドラマが今、誕生する!
キャスト
武 誠治…二宮和也
千葉真奈美…香里奈
永田亜矢子…井川 遥
豊川哲平…丸山隆平(関ジャニ∞)
手島信二…井上正大
星野あかり…岡本 玲
西本和彦…横尾 渉(ジャニーズ Jr.)
島田彰子…玄里
大悦貞夫…大友康平
永田則子…鷲尾真知子
山賀亮介…眞島秀和
北山雅彦…児嶋一哉(アンジャッシュ)
岡野忠志…田中壮太郎
塚本 学…山本龍二
真田勝也…嶋 大輔
西本幸子…坂口良子
武 誠一…竹中直人
武 寿美子…浅野温子


セリフ。

星野あかり演じる岡本玲ちゃんが、
彼氏だと思っていた弁護士の男の人に捨てられて。
自分は違う世界に行きたかった、今よりももっと上の世界に行きたかった、
と職場の飲み会の席で本音を打ち明けます。

「私には、何もない。ホントくだらない」

そこに、豊川哲平演じる丸山隆平(関ジャニ∞)が言うんです。

「意味わからん。上とか下とか違う世界とか。
あかりちゃんはあかりちゃんで何が悪いねん。
俺があかりちゃんのこと好きなのに、なんであかりちゃんは
自分のこと好きちゃうねん。意味分からん。ガッカリや」

いつのまにか人間って、
上とか下とか、
無意識のうちに他人と比べてしまうようになってしまいます。

何でなんでしょうね。
哲平の素直な、ストレートなこの言葉がすごく刺さりました。
上とか下とか関係なく、自分は自分でいい。

すごく揺さぶられる、セリフでしたね。


そのギクシャクした空気の中、職場の同僚から電話が。
妊娠していた奥さんが緊急手術になったという内容で、
みんなは急いで病院へ向かいます。

赤ちゃんは無事生まれて、母子ともに健康で、再会することができました。

そして、その後。

最初はただ無事に生まれてくれるだけでいいと、望まれてくる赤ちゃん。
ただそれだけなのに、いつの間に人と比べるようになったんだろう。

みたいな言葉が、ニノのナレーションで聞こえてきます。
飲み会の場であんなことがあった後だから、
余計、この幸せな瞬間が尚更暖かく感じましたね。

さらに、こんなセリフも。

夫婦にも歴史がある。
家族にも歴史がある。
歴史があって、今の家族がある。

そうやって、今の私がいる。
全部、全部、繋がっている。当たり前だけど、
改めて言葉にすると心がじんわりしてきます。


第5話を見終えて。

この5話の大きなテーマ。
それは、
人間に上も下もないというフラットな考え
職業や見た目、肩書きとか、
 そういう何かで差別や格付けをしていることへの強烈な訴え

この2つが見えた気がします。

正直なところ、
この世界はそういう不公平や不平等で溢れていると思います。

小さい頃から競争をさせられて、
できることが偉いと言われて、
できなかったら、○○ちゃんはできるんだから頑張れと言われ。

新しい時代になって、
ある程度そのような「個性」を尊重しようという考え方は
浸透していますが、
私が小学生くらいの頃でも全然ありましたね。そういうの。

生まれながらに差がついてるのは、
信じたくないけど、信じないといけない、誰もが知ってることです。

でも、心のあり方で、
そういう心の柵はどうにでも変えることができる、ということを、
哲平が教えてくれた気がします。


ドラマって、こういうのがあるから辞められないんですよね。
元気をもらえるし、背中を押してもらえるし、
涙することもあるし、新しいことを学ぶこともできる。

明日は、6話。楽しみです。ふふふ。


おりょう☺︎


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