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カフェではなく喫茶店

僕が作りたいのは、カフェではなく喫茶店だということがわかった。カフェと喫茶店の違いは明確には分かってない。僕の言葉で説明するとすれば、カフェはお洒落で、喫茶店は温かく、どこか懐かしい空間がイメージできる。カフェは今この瞬間の建物であり、喫茶店は、永遠と続く、古くからの建物のような感覚だ。カフェを否定しているわけではなく、僕が作りたいのは喫茶店というだけの話で、僕もどういった喫茶店を作りたいのかは分かっていない。いや、分かっていないをけではなく、まだ言語化できていないだけである。だから、このnoteを通して、自分の言葉で自分の作りたい理想の喫茶店を言語化したい。まずは、壁。これは、茶色の壁にしたい。お洒落な感じではなく、古くからあるような、どこか懐かしい喫茶店をイメージしている。カウンターも欲しい。店主と気軽に話せるカウンター。お客様と他愛もない会話を繰り広げたり、時には人生相談に乗るのも面白い。そんなに大した経験をしてきたわけではないが、話を聞いてあげるだけでも素敵な時間になれば嬉しい。机の色は、どうだろう。やはり茶色がいいかな。木の温もりを感じる店内にしたい。それは実際に木じゃないとダメかというとそうではなく、木でなくても、木の温もりを感じる色であればそれでいい。木ならなお良い。とにかく机、椅子、壁、全てが一体となって、これぞ喫茶店といった空間を作りたい。時代の流行り廃りではなく、長く永遠と続くような店づくりをする。インスタ映えを狙うためにたった一度来店するお店ではなく、インスタ映えはしないけれど、また来たいと思える店を作りたい。むしろ、インスタには載せなくても、ここに来るだけで落ち着くんだと思える店を作りたい。その上でのインスタ映えなら大歓迎だ。あと喫茶店といえば何が思い浮かぶだろうか。今のところ思い浮かんでいるのはこれくらいだろうか。あ、また一つ思い浮かんだのは、店主が若くないことだ。おばちゃん、おじちゃん、お婆ちゃん、お爺ちゃん。温もりを感じる人柄、実家に帰ってきたかのような安心感。人から感じる温もりを味わえるのが喫茶店の醍醐味なのかもしれない。そう考えると、僕にはその温もりというやらを与えられるだろうか。いきなりは無理かもしれない。長く続ける中で与えられる温もり、若い頃は、元気、活気を与え、歳をとるごとに安心感や温もりを与えられる人間となりたい。喫茶店とは第二の家であり、皆が毎日でもきたいと思える場であると思う。ここに来れば落ち着く。珈琲一杯を飲んでサッと帰る。挨拶を交わすだけの関係。すべて最高だ。僕はまだ何者でもなく、喫茶店を開いたわけでもなく、イメージを膨らませているだけの段階。しかしこのイメージこそが非常に重要であり、自分が作りたい店をしっかりと言語化することも今僕にできることの一つである。言語化することは、自分が理解することであり、他者に説明できるとこまで深掘りすることである。自分が知らないことは、他者に説明できるわけもなく、他者に説明できなければ自分の思いも伝わらない。自社の商品知識がないのに、他者に営業をかけるくらいおかしな話である。まずは自分を知ること。自分が理想とする店をイメージすること。そして言語化すること。僕にはまだ言語化が足りない足りない、とにかく足りない。まだまだ時間はある。お金はすぐには貯まらない。1日1日の積み重ねだからこそ、この積み重ねの間にも、僕の中に溜まっている言葉を積み重ねていく。言語化していく。言語化とは積み重ねであり、お金ではなく、自分のイメージを膨らませる積み上げ作業なのである。毎日少しずつ言葉を紡ぐ。イメージを膨らませる。頑張って貯めたお金を無駄にしないよう、やっぱり違ったなと後悔をしないよう、言葉を日々積み上げる作業を行っていく。

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