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アドバイスは”出来なかった人”からもらうのが良い。

もともと出来る人からのアドバイスより、もともとは出来なかったけど、後に出来るようになった人からのアドバイスの方が有効だと考えています。

私の周りには学歴・職歴、共に優秀な方がたくさんいらっしゃいます。そういう方々とお話をしていると、「ちょっと考えて不正解を選んでしまう人たち」への疑問が時々あがります。

「なぜ、それを選ぶんだろう」「どうみたって正解はこれしかない」

そんなことを聞かれますが、悲しいかな、僕自身は、それを選んでしまう人たちの気持ちや思考プロセスがよくわかるのです。そればかりか、目の前の人の選択が不正解であることもわかるようになったので、これが実にややこしいのです。

で、この「出来ちゃう派」(当社感覚20%程度)の方は、自分では普通に出来ちゃうものだから、出来ない人の思考で、どのようなプロセスを経て不正解を導いているのかがまるで理解できないという悩ましい実態があります。

加えて、出来ちゃう人からしたら、出来ない人は理解できないのですが、出来ない人からしたら、出来ちゃう人の言っていることはわかりやすいので、聞いただけで出来る気になってしまう、という勘違いが生まれます。

さらに、出来ない人にもポイントがあり、例えば、5段階で「出来る人」になるとすると、2段階目がいれば、4段階目もいて、その時その時で響くアドバイスも変わってきます。だからこそ、”出来なかった人”の経験が役にたつし、そういう方出ないでできないアドバイスがあると考えています。

目の前のアドバイスをくれる人が”出来る人”だとして、”もともと”出来ちゃう人なのか”もとは”出来なかった人なのか、どちらでしょうか?

このスタート地点の違いは後々大きな歪みを産んだりしますので注意が必要です。コンテクストで捉える時は、物事の前提をどのように定めるかが、大きなポイントとなるのです。

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