見出し画像

文脈で説明すれば矛盾は解消される。

前回の問い

ラジオ番組は”何に”向けて作ればいいか?
TwitterやSNSと連携した番組を行うことで地域外の人にも聞いてもらいたい

について、文脈で捉えるとどのようになるのか考えてみましょう。

番組スタート時には「リスナー」すら存在していなかった状態で、例えば、バスケットボールをテーマにした番組を作るとしましょう。

新番組作ります。最初はリスナーがいません。その場合、これから聞いてくれる人たちが最初のリスナーになります。最初の放送は”リスナーを獲得するための放送”と言えます。時間が経過していくと出てくる考え方、”リスナーに向けて番組を発信する”は、すでに獲得したリスナーへ向けているので、新しいリスナーは獲得できるのか、新しいスポンサーは獲得できるのか、それらに加えて、地域のスポーツは盛り上がるのか、という疑問が残ります。

そのような状態なのに、SNSで番組に絡んでくれる人はどんな人でしょうか?この場合、内輪ノリの激しい番組へとなっていくことが多いです。

そこで、ターゲットを”リスナー”から”市場”にしてみます。

日本国内のバスケ市場をターゲットにした番組を作ります。そこで、バスケ好きの人が集まるコミュ二ティを作るために番組を活用していきます。また、リスナー同士が繋がってコミュニケーションするための仕組みとしてSNSを活用します。

と説明できます。

番組とリスナーを繋ぐ縦ラインをラジオ番組で実現し、リスナー同士が繋がる横ラインをSNSが実現する、ということになります。この方が多くの共感を得られそうです。その結果、スポンサー獲得できるし、ラジオ番組にもリスナーが生まれることになります。

ラジオ番組は”何に”向けて作ればいいか?

この問いに対して、リスナーは、元々そこにいるのではなく、生まれるもの、であることに気づくことや、同じような構造を持った矛盾に瞬時に気づけるようになるための思考方法がコンテクスト・シンキングなのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?