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スクラムフェス大阪2022に参加してきました!

はじめに軽く自己紹介

Sasuke Financial Lab株式会社にて、自社サービス開発チームのスクラムマスターをしております、大塚と申します!

フリーランスでUI/UXデザイナー出身→現在は会社所属にて、デザイナー→スクラムマスターに社内ジョブチェン、バリバリスプリント回す日々でございます。

今後は「デザイナーからスクラムマスターになって、ゼロから始めたスクラム導入→開発チームの進化を語る」
的なことを色々書いていきたいと思ってます!ご期待ください!ぜひともフォローよろしくお願いします!

そして弊社の宣伝!

弊社Sasuke Financial LabについてはnoteやQiitaで次々記事出し強化中です。個性的なメンバーが揃っております。 #SasukeFinancialLab タグをぜひ見てみてください!

そしてエンジニア、デザイナーなどなど積極採用中ですので、興味のある方はtwitterでわたくしまでご連絡くださいませ!
去年秋にゼロからスクラムを始めたチームで、まだまだ不完全ですが、スクラム経験や知識のある方と一緒にお仕事できたら嬉しく思います!

弊社では社員一人ひとりのスキルアップのために、さまざまな仕組みが用意されています。
カンファレンスの参加や社内勉強会などの開催も推奨されており、研修できるように時間や費用を負担してくれます。そのような制度を利用して参加したスクラムフェスでした。

私は今年は1月に参加したRSGTに続いてDevOpsTokyoにも参加、そして今回の大阪に参加しています。社内でも有数の積極的研修好き野郎と他のメンバーには思われているかもしれません…知らんけど。

というわけで本題のレポート!

ちゅうわけで6/17,18で開催されたスクラムフェス大阪に参加してきました!

スクラムフェスはリモートでの参加も可能。Discordを使ってリアルタイムに参加者と登壇者の方ともやりとりができて、毎回その熱量とリアルタイム性に圧倒されます。情報量が多い!それだけ得られるものが多いです。

カンファレンスやコミュニティに行くと、知見や知識が大幅に広がります。一人で行ってもいいけれど、他の社員といけると講演を軸に議論できるので、より良いですね。
今回は急遽だったので一人参加でしたが、次回は他社員と行きたいと思ってます!

そんな私が参加したプログラムは以下

  • Masanori Kado - クリーンスクラム―基本に立ち戻れ―

  • Miho Nagase / Kazunori Otani / Masanori Kado / Teppei YAMAGUCHI / Tsutomu Yasui / Yosuke Ota / Yudai Moriya - F1 大阪グランプリ'22

  • Tatsuya Sato - 音のような言葉 〜ちゃちゃっとチャットで楽しむちょっとしたコツ〜

  • Chikako Mogami / Yoshiaki Watanabe - パワポカラオケで若者からシニアまで前のめりに一致団結!

  • Kunihiko Kasahara - ベンダー企業でもユーザ企業でもない、巨大組織でのアジャイル推進

  • Imai Takaaki - 覗いてみよう!現場のスクラムチーム

  • Kenichiro Okada - ひとりでも安定して組織を変える活動を続けていくためのストレスマネジメント

  • shunsuke kudo - 我が家の家族(システム)を紹介します(札幌トラック) 〜アジャイル(?)にカイゼンして成長した、かけがえのない家族〜

  • Mori Yuya - プロダクトってなに? マネジメントってなんなの? ゼロからプロダクトマネジメントを明らかにするぞ

以下から一つ一つの内容と感想を残していきます。

Masanori Kado - クリーンスクラム―基本に立ち戻れ―

https://www.docswell.com/s/kdmsnr/5EVLNK-clean-scrum
今回のスクラムフェスでは「DS(どうかしている)」というワードがDiscord上で大流行となったのですが、そのきっかけが角さんの基調講演。
なぜスクラムはうまくいくのか、スクラムガイドに書かれていない大事なこと、規律とクラフトマンシップという三つのテーマからお話されていました。
基本に立ち戻るとはいうものの、そこで語られる内容は自分にとっては新しく、また何回も見直して一回感想とまとめ記事にしたいなと思ってます。

どうかしている人もいつか均質化してしまうけれど、どうかし続けるにはどうすればいいか、という質問に対する、どうかしているの連鎖をみんなで続けていくことでスパイラルに知識を共有し合う、もしくはどうかしている順を順番制として意識的に人工的に回していくというのがなかなか。具体的にどうやるかはともかく、楽しそうだし、挑戦してみたいと思います。

Miho Nagase / Kazunori Otani / Masanori Kado / Teppei YAMAGUCHI / Tsutomu Yasui / Yosuke Ota / Yudai Moriya - F1 大阪グランプリ'22

F1のFはフィードバックのF。手練のスクラムコーチたちが集まって、その場で出されたお題に対し、一番のフィードバックを出した人がその栄冠を手に入れる事ができます。
冗談を飛ばしながらも、スクラムを続けていると突き当たる具体的で様々なお題を、次々にサクッと多角的に解決していくコーチたちの言葉。
1位に限らず、実戦に基づいた的確なフィードバックは、今日からでも取り入れられるような具体的なものばかり。ゲラゲラ笑いDiscordで大盛り上がりしながらも非常にタメになるコンテンツでした。

個人的には「スクラムマスターなにしてんのかわかんない。暇そうにしてないで働いて欲しい」というようなお題に対し、暇そうに見えるスクラムマスターは実は良い状態で(なにか出典があるって話でした)、見えないところで働いてたり、実際に何もやってない可能性もあるので、それはチームメンバーとしても確かめた方がいい。ただ、その余裕を見せられる状態は悪くない可能性がある、という話が印象に残りました。
確かに余裕ないスクラムマスターには何も頼めないし、私自身としても余裕なかったら障害を排除しにいけないなあ…と思いました。

Tatsuya Sato - 音のような言葉 〜ちゃちゃっとチャットで楽しむちょっとしたコツ〜

栃木トラックSatoryuさんの登壇。
栃木トラックは3トラック中2つがワークショップのコンテンツだったのですが、こちらもお話を聴きながらDiscordですぐ実践できるtipsが沢山提供され、視聴中もDiscordで実際にやってみるという半ワークショップ的コンテンツとなっていました。
惜しむらくは二日目最初のコンテンツだったからか、参加者が少なかった事…。しかしこのスライドに書かれた内容はすぐにでも実践でき、かつ楽しい内容となっているため、参加できなかった人は録画見ながらテキストチャット使ってやってみるのがオススメしたい視聴方法です!

Chikako Mogami / Yoshiaki Watanabe - パワポカラオケで若者からシニアまで前のめりに一致団結!

カラオケといっても歌うわけではなく、出されたテーマに沿って、パワポでランダムに出題される画像に対し話をする、自由形即興ワーク!
やり方の説明にはじまり、登壇者のお二人が実際にその場でパワポカラオケを実行すると言う流れのコンテンツ。めちゃくちゃ面白くて、Discordも大阪会場も大笑いでした。
チームの障壁をなくすには間違いなく効果的!とにかく頭を使い、みんなで応援し合い、終わった時には健闘を称える。その人のキャラクターも明らかになり、チームでやることで一気に距離感を縮めることができると思いました。
うちもスクラム勉強会の時にやろうっと。

Kunihiko Kasahara - ベンダー企業でもユーザ企業でもない、巨大組織でのアジャイル推進

大日本印刷さんがゼロから社内にアジャイル推進を行ってきたその軌跡をたどるお話。
企画営業職のパワーが強い、大きい組織の中で、どのようにアジャイルが推進されたのか。様々な業種に響かせることのできるアジャイルの強さを知りました。

Imai Takaaki - 覗いてみよう!現場のスクラムチーム

https://speakerdeck.com/tkredman/si-itemiyou-xian-chang-falsesukuramutimu
Retty株式会社さんの開発チームの一つmomotenさんの中身を「できる限り細かく」解説するトーク。
個人的にかなり参考になったというか、前から気になっていた細かな内容!
自分はスクラム始めて自社の体制しか知らないので、他の会社のスクラムチームがいったいどんな体制、ツール、プラクティスを使っているのかという具体的な情報がとても知りたかったのです。
これでいいのかな?合ってるのかな?という検査ができずに困っていた部分があり。
そういう点で、最初から最後まで非常に勉強になりました。
ふりかえりの「よこなーる」は初耳だったのですが、改めて調べたところかなり良さそうだったので、今スプリントのふりかえりをこれにしてみようと実行に移すことを決めました!
自分が「ツールいっぱい使うのって大変では無いですか?慣れちゃえば大丈夫なのかな」と質問したところ
「自分も最初その印象を持ってましたが、ツールをまとめることが目的化してしまってやりにくいよりはこっちがいいな、と思うようになりました!」というお答えをいただき、たしかに!と目から鱗でした。
弊社内では今まで、ツールを増やすことに対してネガティブな意見がよく見られたので、やりにくさがツールの多さなのか、進め方なのかはよく観察して変えて行きたいと思います。

Kenichiro Okada - ひとりでも安定して組織を変える活動を続けていくためのストレスマネジメント

RSGTのOSTで自分が主催した回でギャザリングして下さった、りょくちゃさんの登壇ということで見に行きました。
個人的な話ですが、自分もそんなにメンタル強いマンではないので、ストレスマネジメントに関してはかなり気を配っている方と思っています。故に話題的にも気になるタイトルでした。
お話としては、自分にかかっているストレスを高い、低い、忍耐、ストレスを知覚するという4象限に分類することで、自分の状態を知覚し、対処していこうというメソッドでした。
無力感、どうにもできないという状態が一番ストレスフル。そのストレス原因は自分が越えられるもの?越えられないもの?それを冷静に分類して、対処できるものから片付けていけるというのは手段としてナイスでした。
ここで自分は一日目のF1で出てきた「余裕綽々なスクラムマスター」であることをより意識した次第です。時間的心理的余裕を作って、ストレッサーともうまくつきあっていきたい。

shunsuke kudo - 我が家の家族(システム)を紹介します(札幌トラック) 〜アジャイル(?)にカイゼンして成長した、かけがえのない家族〜

とにかく明るくて平和でかわいい登壇でしたw
ご家族の息子さん二人もお父さんのお手伝いしながら進行する和やか癒しトーク…素敵でした…。
内容としてはご家族との連絡やりとりを自動化するAIちゃんをつくり、次々浮かぶ家族コミュニケーション課題に対してアジャイルに改善していったその軌跡を辿る物語。和む内容ながら、自作IoTの出来上がっていく様はなかなか凄かったです!

Mori Yuya - プロダクトってなに? マネジメントってなんなの? ゼロからプロダクトマネジメントを明らかにするぞ

あまりに喋りが速すぎて、森さんが話の途中で水を飲むたびにDiscordが「ピットイン!」「ピットイン!」話が展開するたびに「ギアセカンド!」「ギアサード!」と合いの手のように流れこちらも凄い盛り上がりでした。これもまたF1か…(違う)
正直に言ってしまうとDiscordの盛り上がりが面白…じゃなくて、ほんとにスピードが速くてほとんど理解ができなかったんですが、本を買って読もうと思いました!…すみません。
プロダクトとはそもそもなんなのさ、から、そのプロダクトはどう違うのか、売れるもの、売れないもの、残るもの残らないものはどう違うのか、プロダクトができた先には何がおこるのか?という、原始から現代まで一気に遡るような内容で、凄まじい情報の海でした。プロダクトができたらどうなる?しらんのか、プロダクトができる。

全体を振り返って

というわけでここまで一息に書かせていただきました。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。

今回のフェスは開催直前の水曜まで準備全くなく、そこにとあるご縁があり、急遽大阪へいくことを決め、バタバタバタッと向かいました。

RSGTの時にも思ったのですが、スクラムフェスは、たくさんのスクラム先輩方と出会えることで、自分は一人じゃない、道も手段もたくさんある、ということを知れる場所です。
普段一人でスクラムマスターをやっている自分としては、ここに参加することでまた心を燃やし、明日の仕事へ向かう勇気をもらえる、そんな場所です(スタッフの皆様、本当にありがとうございます)。

今回参加してRSGTの時と違った感想としては、以前と比べ自分の課題や、スクラムに対する解像度が格段に上がっていると言うことでした。
それ故にか、自分のできていないところがだんだんと見え始め、登壇を聞きながら心が晴れるところもありつつも、どちらかといえば「今の自分に足りないものとは、何ができるんだ、よりよくするには…etc」というようなモヤモヤが、より強くなったと言うことでした。

そしてそんなことをコミュニティやtwitterでつぶやくと、先輩たちが手を差し伸べてくださる。本当にスクラムマスターの方々は温かいです…みんなでみんなを引き上げていこう、というこのマインドに感動します。
そんなスクラムマスターでありたいなと、先輩方の背中を見ながらいつも思います。

この気持ちと知識を持って、またチームを次の段階へ持ち上げる手助けがやっていきたいなと、ボワっと燃えるオオツカでありました🔥

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