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プロジェクトの初動でやるべきこと

はじめに

プロジェクトはともかく初動が大事である
プロジェクトの最初でクライアントに一目置かせればなかなか燃えないし(仮に何かあっても巻き返せる実力を示しているから)、概ね初速が到達点を決めるといってもいいだろう

初回のミーティングを提案書の振り返りで始めるケースが良くあるが、あれはあまりよろしくない初動で、何らか先んじて調査とかを行いわずかでもリードをとった状態でプロジェクトを始めることが望ましい

そんなプロジェクトの初動をスムーズにこなすための心得をいくつか書いておく
主にジュニアを想定した内容を記載しているので、プロジェクトに初配属された、あるいは転職して初めてのプロジェクトを迎える、という方は参考にしてほしい

他の記事同様タダで全文読めるようにしてあるので、参考になったら課金枠でおひねりを投げてくれると嬉しい

連絡先を登録しよう

最初に大量に名刺交換を行うと思うが、その名刺の内容をひたすら電話帳に登録しよう
パートナーが何とかさんの連絡先は~みたいに名刺を漁り始めた時に、連絡先をすっと差し出すだけで「こいつ…できる!」みたいに認識してもらえる
そんなに大した手間ではないのに効果が出やすいポイントだ

同様に、メーリングリストやチャットグループを作成するとかをサクッとやっておくと良い
その手のロジがスムーズにできるか、というのは意外なほど見られているし評価される

予定を押さえよう

たいていのプロジェクトでクライアントと定例でミーティングを行うと思うので、日程をあらかじめ押さえよう
クライアントミーティングのほか、そのラップアップ、社内のレビュー日程等もあらかじめ押さえておくことが望ましい
ほっとくとパートナーの日程とかは即埋まってしまうので、早めに確保することが肝要だ
そういうのが好きなパートナー・マネージャーであれば、プロジェクト開始時の飲み会とかも一緒にセットしてしまうと良い

知見をキャッチアップしよう

プロジェクトの提案書を熟読し、プロジェクトの目的とタスク構成を押さえるのがまずすべきことである
自分の作業がプロジェクトのどの部分なのか、何を求められているのか、という根っこの部分は良い仕事をするときの指針になる
可能であれば、マネージャーから過去のマネージャーのプロジェクトの報告書をもらって読み込んでおくと良い。資料の好みがわかるので、手戻りが減る

そのうえで、簡単な調査を行っておくと良い。タダで調査を行う方法は以下の記事に記してある

https://note.com/consultnt_a/n/n492018c8cd8d

初動調査の中で、当該業界でどのようなレポートがあるかもわかるので、指示を待たずレポートを一覧化してオススメレポートに目星をつけておくとデキるキャラとして認識してもらいやすい

インタビュー先を探索しておこう

プロジェクトの提案書でインタビューが予定されている場合、ビザスク等に連絡してインタビュイーを選定しておこう
インタビュイーの選定には数日のリードタイムが必要なので、それが短縮できる効果は意外とデカい
その他には、大学や業界団体を探しておくと良い。特にコアな技術的な話は適切なインタビュイーが見つからないことが多いので、大学の研究室や業界団体に頼ることもあるため押さえておくと便利なのだ

さいごに

人間最初のイメージはなかなか払拭されないので、個人の評価としてもプロジェクトの評価としても初動のスムーズさは大事である
今回書いたのは至極当たり前のことではあるのだが、これがきっちりできてるかどうかで初動のスムーズさは全然違う
奥義は基本の中にある。地味なところで差を付けていこう

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