アメリカンな小学3年生の娘
3学期が終わる。
4月から娘も4年生に。
幼稚園のころ、参観日の発表会で緊張し、泣いていた娘。
小学校1年生の時も授業参観で緊張して半泣きしていた娘。
しかし、2か月前に行った授業参観ではどうどうとしまくっていた娘。
成長が著しい。
そんな娘が3年生の思い出として1枚の色紙を持って帰って来た。
「ほめことばビックレター」
と書かれた色紙にはクラスメイトがポストイットに娘の良い所を1枚づつ書いたものが30枚ほど貼られていた。
1人がクラスメイトに対しての誉め言葉を書き、それぞれに渡し、色紙に貼ったのであろう。
内容を見て見る。
「あたまが良い」
「あかるい」
「やさしい」
このあたりのフレーズが多いかな。
これ、たぶんクラス全体30人×30人=900枚のポストイットを集めると上位3つのフレーズがこれになるのではないかな。
という事で個別で面白かったコメントをピックアップ。
「さいしょの1学期はあまり手をあげなかったけれど3学期になるとたくさん手をあげていたのですごいと思います。これからも手をあげるのをがんばってください」
いいコメントですね。
1年間通じての変化をしっかりと捉えてフィードバックしてくれていますね。
最後もどこから目線か分からないアドバイスをしてくれている。
素晴らしい。
次行ってみよう。
「頭が良い、女子力高い、えがおがかわいい。りゅうま」
りゅうま君、君の名前を忘れないようにしておこう。
まだまだ娘を渡さんぞ。
はい次。
「まえにぼくといっしょに遊んでくれました。いいところだとおもいました」
「学校がおわったあとの遊びにみんなをさそうところ。おにごっこをやろうといってくれるところ」
「リーダーみたいなところがとってもいいとおもいました」
「いつもわらっていてたくさんの人とあそんでいることがいいところ、これからも元気でいてね」
そうか、娘は休み時間や放課後、友達を誘っておにごっこをやっていると聞いたことがあった。
大きな声で仕切っているんだろうなと思っていたけどその通りだったんだな。
明るく、皆を誘う、そして仕切る、なんか私の幼少期と似ているのかもしれない。
家ではよく1つ下の息子と遊んでいてはケンカして妻に怒られ私のところに逃げてくる。
「ママは大嫌い、パパ大好き」
パパの評価は相対的なものでその基準はママであるのは間違いない。
ママに褒められたい、という欲求の反動がママ大嫌いになる。
特に娘はその感情が強いように感じる。
パパではなくママなのだ。
私の幼少期も母親に褒められたかった。
その為に授業では発表をし、学級リーダーなどの役割も担っていた。
明るく皆を誘い、そして仕切っていた。
何だかんだ娘だな、と嬉しくも恥ずかしくもなる感覚。
しかし、娘は私と違う所がある。
娘は授業中、分からなくても手を挙げ、間違っても気にしない、というアメリカンなところがある。
私は家で勉強して正解だと分かったものに手を挙げて発表していた。
娘は本当に勉強が嫌いだ。
家での宿題も適当に流している。
そんな状態で私は手を挙げられないが、娘は感じたこと、思ったことを発表し、間違いであっても気にせず、「違ったか―」と言って楽しんでいる。
ただただ尊敬するぜ、娘よ。
今だからこそ、あなたから教えられることがたくさんあります。
ただ、娘よ、ひとつだけ言っておく。
りゅうまみたいなその辺の男で妥協するなよ。
自分を安売りするなよ!
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