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社内メンバーの成長と息子の成長

昨年、何度か記事にしたが私は毎月1回、1年間セミナーに参加した。
そのセミナーは最後に自分を内観し、皆の前で発表する会がある。

このセミナーに去年からメンバーが参加、先週木曜日が発表会だった。
午後一番の発表で少し前に現地に着いた私。
自分が発表するわけでもないのにソワソワドキドキしている私。
しかし、私のソワソワドキドキに反し、メンバーは堂々と発表していた。

彼とは20年来の仲、若いころから楽しい事をいろいろ一緒にやった想い出ばかり。
彼の発表で私が知らなかった家族に纏わる辛いエピソードの発表があった。
堂々と発表している彼も言葉に詰まらせ、涙しながらの発表。

私も思わず涙が出る。
前職時代の私だったら涙を流すことは無かった。
感情をなるべく出さないように仮面をかぶっていたから。
しかし、今は違う。
悲しい時は悲しい、嬉しい時は嬉しい、しっかりと感情を出していく。

彼の発表に戻る。

こういう発表の際、涙すると発表中ずっと引きずり泣きながら話続ける人が多いが彼は違った。
感極まったのはその一瞬だけ。
感情を引きずることなく、グッと堪え、切り替える。
ズルズル引きずっている私や聴衆者を置いてけぼりにしていった。

そんな堂々としているメンバーを改めて頼もしく、そして誇りに思う。


昨日は息子のサッカーの試合があった。
息子はサッカーよりも個人競技の方が向いているとずっと思っているが、小学校に入ってからやり続けているし、本人も嫌だとは言っていないので続けている。(サッカーが好き、とも言っていない)

そんな彼はボールを積極的に取りに行くタイプではなく少し俯瞰した位置でプレーする。
ボールが来たら触るが自分からは行かない。
コーナーキックやスローインは絶対に自分からやろうとしない。
ボールに向かって頑張って走ってはいるが客観的にみて無駄な走りが多い。
やっている風なプレースタイル。

たぶん失敗するのを恐れているのだろう。

そんな息子に対する私の印象。

普段は土曜日に練習をしているのだが、私の出勤が重なり2ヶ月くらい彼のプレーを見ていなかった。

試合を眺める。

あれ、以前より積極的になっている。
少しドリブルとかしている。
「ヘイ」と声を出してボールをもらおうとしている。

変わっている。

頑張って続けたもんな…。
昨日の練習試合は10分程度で選手を入れ替えながら回すスタイル。

終盤、なぜか息子がキーパーをしている。
たぶん、皆が順番に経験をするためだろう。

1年くらい前に彼がキーパーをしているのを見た。
何点もゴールを決められ泣きながらやっていた。

大丈夫か?
また、去年みたいになるんじゃないか?

自分がプレーするわけでもないのにソワソワドキドキしている私。
しかし、私のソワソワドキドキに反し、息子は堂々と発表していた。
シュートが3回飛んできたが正面で受け止めた。
ゴールキックも前に飛ぶようになっていた。
そんな堂々としている息子に対して反省した私。

メンバーも息子も私が思っている以上にしっかりしているぜ、成長しているぜ。
しっかりと受け止めていきます。

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